区分マンション投資、理事会活動の記録

悪質なマンション買取勧誘の事例

不当な低価格で売却を迫る悪質な買取業者が増えているようです。
悪質な買取勧誘の事例、対処方法・断り方についてまとめました。
 
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
悪質な買取業者の勧誘方法
●連絡方法
 
〇電話
・賃貸管理会社、建物管理会社を装う。
・同業の会社や不動産調査会社の社員を名乗る。
・数名の悪質業者が組んで入れ替わり電話をしてくることもある。
 
〇郵送
・登記情報からオーナーの住所を取得し、買取勧誘の手紙や賃貸管理に関するDMを郵送。
 
〇SNS等
・ファイスブック、LINE、ショートメッセージなどのメッセージ機能を利用。
 
〇待ち伏せ・訪問
・自宅や会社にアポイントなしに飛び込み営業や待ち伏せをすることもある。
・売却を決断するまで居座る悪質業者も存在。
 
●勧誘手口のパターン
 
①直接、買取を持ちかける
・”あなたの物件を買いたいと言っているお客様がいる”
・”建物に瑕疵がある”、”リフォームに多額を要する”などと不安を煽る
②賃貸管理の変更勧誘から買取へとつなげる
・低額での賃貸管理、賃料アップ・空室対策等を切り口に勧誘
③賃貸管理会社・建物管理会社を装って電話勧誘
・勧誘と思わせず、電話に出させるために装う。
無料査定、高く売れるからと勧誘
●”あなたの物件に興味を持っているお客がいる”ど電話・DM
・最初は高い買取価格を提示し、実際に電話等の連絡をすると、あれこれ理由をつけ、相場より低い価格で売却させようとする。
 
●無料査定からしつこい勧誘
・上記と同様。
賃貸管理を切り口に勧誘
●月額の管理委託業が安くなる、と賃貸管理変更の勧誘
・賃貸管理変更後、家賃の振込が止まるなどの不具合が発生し、マンションの売却まで迫られる事例があった。
 
●賃料アップができる、と賃貸管理変更の勧誘
・相場を大きく上回る賃料で入居しようという方は、反社会的勢力など通常の審査では入居を断られるような場合が多い。
・高い家賃でしか借りることができない方が入居しトラブルが発生すると、オーナーが保有リスクを考慮し始めるので、そのタイミングでは買取勧誘にだまされやすくなってしまう。
 
●空室時にサブリース契約を勧誘
・空室時に、”すぐに入居者見つかる”、”募集条件を良くできる”、などと賃貸管理変更を勧誘。
→賃貸管理変更後、結局入居者がつかず、安い賃料でのサブリース契約を迫る。
賃貸管理・建物管理会社の社員を装って勧誘
●建物に瑕疵がある、修繕積立金が大幅に値上と不安を煽り、売却を迫る
・建物管理会社の社員を装って電話連絡。
→”建物の瑕疵で多額の修繕費用がかかる”、”修繕積立金が大幅にアップ”などと不安を煽る。
→”今なら〇〇万円で買い取ります”などと勧誘。
→さらにこの悪質業者とつながる別の悪質業者からも勧誘の電話。
→前の会社の買取価格よりも高い金額を提示し、買取に応じさせようとする。
 
●賃貸管理会社を装い、多額の修繕費用・空室・家賃下落の不安を煽り、買取提案
・賃貸管理会社の社員を装い、退居に伴う家賃下落、多額の修繕費用など不安を煽る
→裏でつながっている別の悪質業者を紹介
→この悪質な業者から買取の提案
モバイルバージョンを終了