マンション投資 勧誘電話・訪問営業の断り方

マンション投資に関する勧誘、郵送やメールなどでは簡単に断ることができても、電話や対面など断りづらく感じることも多いかと思います。   何か具体的な理由を挙げて断ると、それを逆手にとって勧誘されて却って断りづらくなることもあるので注意が必要です。
 
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
購入営業の断り方
●”興味が無い”と言って断ると・・・
 
マンション投資の営業担当者からすると、マンション投資の事を知らないので興味がない、
と思うのか、あるいは、まずはマンション投資の事をよく知ってもらいたい、と思うのか、分かってもらおうと必死に説明しだす事が大半です。
 
それと同様に、”中古しか購入するつもりがない”、とか、”利回りが○○%以上じゃないと・・・”、
と言うと、その意見に対していろいろとまた説明をし始めます。
 
なかには、ものすごく説得力があって納得した説明をいただける場合もあり、勉強になった事もありますが、そうでない事の方が多かったです。
 
●”以前、マンション購入のローンの打診をしてNGだった”と言う
 
“興味がない”、と言うと、説明しようと頑張られてしまいますので、私は
“以前、他社でローンの打診をしてもらったがローンの事前審査が通らなかった”
と伝えたところ、すぐに勧誘を止めてもらうことができました。
 年収、勤続年数等聞かれたり、自社の提携会社であれば可能性はある、などと言われたこともありますが、営業担当者も見込みが無いと判断するようで、すぐにあきらめる場合が多いようです。
買取営業の断り方
①”売却するつもりはない”と言って断ると・・・
 
こう言ってもすぐにあきらめてくれる場合は少なく、ほとんどの場合、このまま持ち続けた場合のデメリットを説明し始め、今売却したほうがメリットがある、と売却を勧めてきます。
 
ここで相手の言い分に対して反論すると話が長くなって面倒なことになりがちです。
 
②”相場より大幅に高い売却希望額を言う”
 
①のように断ると話が長くなりがちなので、明らかに相場より高い売却希望額を言って間接的に断ったこともあります。
 
このようにするとすぐにあきらめてくれる場合もありましたが、たまに経験の少ない営業担当者などが”調査して折り返し電話します”、”とりあえずその額で売りに出して反響を見てみましょう”といったことを言い出す場合もありました。
こうなると、金額によっては売却してもよい、といった意思表示をしてしまったことになるので、後で断りづらくなるかもしれません。
 
③”所有している者は今はここに住んでいません”
 
私の場合、売却に関する電話は、登記簿情報から住所→その住所の固定電話番号と調べて電話をかけてくる場合が大半です。
 
家族のふりをして、所有者はもうここに住んでいません、と言うと大半の場合、すぐにあきらめて電話を切ってくれます。
登記した時点の住所なので、住所が変わっている人も多いのですぐに納得するのかもしれません。
 
もちろん、”伝言をしてくれ”、”折り返し電話して欲しい”、”連絡先を教えて欲しい”と言われることもありますが、”本人から不動産関係の話は断って欲しい、と言われている”と伝えると、すぐにあきらめてくれる場合が大半です。
 
ごくまれに”大事なお話があるので本人と話がしたい”、”本人と連絡がつかないと大変なことになりますよ”などと言われたこともありますが、固定電話は連絡先として使用しておらず、単なる勧誘の電話だと思われるのでそのまま放置しています。
失敗事例:賃貸リスクの不安で断ると・・・
●必死に売り込む営業担当者
 
一番最初に購入した物件。電話勧誘をきっかけとして何度か面談。
 
まったく何も知識が無い状態。電話で話した限りでは感じの良い人だったのでとりあえず話しだけでも、と思い、ずるずると何度も会う事になってしまいました。
 
かなり必死で買ってもらおうとアピールしていましたが、とても人の良さそうな担当者で、無理強いするような事は無かったので話しだけは聞いていました。
 
何度も会って説明を聞き、マンション投資の仕組みも分かってきましたが、最大の不安点は、賃料がこのままずっと維持できるのか?、という点と空室期間でした。
 
●サブリース、家賃保証って言っても2年おきに賃料は見直し
 
私がそう言うと、担当者はサブリース(家賃保証)もできますからと答えます。
 
その返答に対して、”家賃保証って言っても2年おきに賃料を見直すと契約書に書かれています、それでは何の保証にもならないので購入するつもりはありません”、とお断りしました。
 
すると担当者、会社に戻って再度検討しますので、とまだあきらめません。
 
●30年のサブリース契約、賃料の見直しもなし、の提案
 
そして、次の面談時。”30年のサブリース契約、賃料の見直しもなし、これでしたらご希望に添えますよね?”、と。
 
こう言われてしまうと、いまさら断る事ができません。
 
担当者も社長に直談判して、特例としてこのような契約を提示したようでしたし、担当の方も親切で悪い人ではありませんでしたので・・・。
 
正直、その前の面談時に完全にお断りしたつもりだったのでかなり戸惑いました。
ただ、いまさら引き下がる事も出来ませんでしたのでかなり不安を抱きつつも契約してしまいました。
失敗事例:自己資金不足を理由に断ると・・・
●自己資金がなければ買えないと思っていた
 
もともと購入するつもりはありませんでした。ただ、電話勧誘で話した感じでは良心的な感じで業界知識もありそうだったので、話を聞くといろいろ勉強にはなりそうでした。
 
“自己資金が無いので買いたくても買えない状況だ”、と伝えても、”それでもとりあえず話だけでも”、先方が仰るので、勉強がてら会ってみることにしました。
 
実際に会ってみると電話の印象通りで、しつこい営業はなく、市況や業界情報についてもいろいろ教えてもらいとても勉強になりました。
 
すると前記の会社と同じく、会社に持ち帰って私の状況を踏まえた提案が出来ないか検討してみます、ということでその日の面談は終わりました。
 
●頭金なしのフルローンの提案
 
そして次の面談。
頭金なしのフルローン、自己負担は諸費用のみ(再販業者なので仲介手数料はなし)の40万程度という提案を受けたのです。
 
“自己資金が無いので買いたくても買えない”といった手前、いまさら断るのは気が引けます。
 
提案自体は魅力的でしたが、ローンの総額が増えすぎてしまうと事に対して不安があったので当初は購入するつもりはありませんでした。ただ断る理由が思いつかなかったのでそのまま契約してしまいました。
訪問営業の断り方
●アポなしで自宅や会社に来ることも・・・
 
・アポなしで自宅や職場に押しかけてきて、強引に勧誘をしてくる悪質な業者も存在します。
・勢いよくまくしたてながら、その場で契約の判断をさせようとしてくる場合もあります。
・勧誘を断って、帰ってくれと言っても応じてもらえない場合があります。
・外部と連絡を取りにくい夜などに訪問してくる場合もあります。
 
●断っても居座られた場合は
 
・勧誘を明確に断って、帰るように伝えでも居座り続ける場合は、刑法130条の”不退居罪”にあたるので、警察に通報するのが良いかと思います。

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