区分マンション投資、理事会活動の記録

マンション共有部の設備についてのメモ

マンション共有部の設備に関する情報をメモ書きしています。
 
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テレビ共聴設備
1)マンションのテレビ共聴設備の方式
 
○アンテナ方式
・建物の屋上に設置したアンテナで電波を受信し、それを信号に変換して視聴する方式。
・アンテナで直接受けた電波が信号に変換され、同軸ケーブルを通じて増幅器や分配器などを経由し、各家庭のテレビ端子に信号が届く。
 
○ケーブルテレビ方式
・ケーブルテレビ会社のアンテナで電波を受信し、ケーブルテレビ網を通じて各家庭に届ける。
・マンションでケーブルテレビの信号を受け取るためには、最寄の電柱に敷設された分岐機からケーブルを引き込み、落雷などによる異常電圧から周辺機器を保護するための保安器を設置する必要がある。
・近隣に高層の建築物が建っても電波障害の心配がない点や強風や大雪などの悪天候によりテレビの映りが悪くなることがない点がメリット。
・月額の利用料金がかかる。
 
2)メンテナンス
 
○アンテナ方式
・年に1度は定期点検することが推奨される。
・アンテナや増幅器の寿命は概ね10~15年。
 
○ケーブルテレビ方式
・保安器まではケーブルテレビ会社の所有物なのが一般的なので、保安器まで起きた不具合は、通常ケーブルテレビ会社が負担する。
・保安器から先の機器に不具合が生じた場合は管理組合が負担する。
避雷設備
・避雷針で雷を受け、安全かつ速やかに雷電流を大地に放電する事で建物を雷から保護する仕組み。
・高さ20mを超える建築物には原則として義務付け。(建築基準法第33条)
・避雷設備は、「受電部」と「避雷導線」、「接地極」から構成される。
「受電部」:避雷針・棟上げ導体など落雷を受け止める。
「避雷導線」:構造体の鉄筋・鉄骨を代用する場合もある。
「接地極」:雷電流を大地に逃がす
・定期的な検査が必要。
・避雷針があっても付近に落雷があった場合は瞬間的に高電圧や過電流が発生し、建物内の機器が故障してしまうこともある。
インターホン設備
1)インターホン設備のタイプ
 
○集合玄関型
・オートロックマンションで、エントランスに”集合玄関機”が設置され、各部屋の親機から遠隔でオートロックを解錠できる。
・各住戸、エントランス、管理室などがネットワーク化され、一つのシステムになっている。
 
○住戸単独型
・オートロック機能がないタイプ。
・各住戸の前に設置した玄関子機と住戸内の親機で構成され、住戸単位で設備が完結している。
 
2)インターホン設備の変遷
 
①フルキー式(~1985年頃)
・エントランスの”集合玄関機”には、それぞれの部屋に一つずつボタンが用意されていた。
 
②テンキー式(1981年頃~)
・テンキーで部屋番号を押して呼び出す。
 
③モニター付き(1990年頃~)
 
④ハンズフリー(2003年頃~)
 
3)最新機能
 
・液晶機能の大型化(7型など)
・録画機能。来訪者の映像を自動的に録画。
・各種警報機器との連動。
 
4)寿命、不具合
 
・インターホンの取替えの目安は約15年。
この前後に”呼び出し音が鳴らない”、”ガサガサと音がする”、”勝手に呼び出し音が鳴る”などの不具合が増え始める。
 
5)交換工事
 
・住戸50戸程度の場合の工事期間は1週間程度。
・セキュリティのためエントランスのオートロック工事が最初に行なわれる。オートロック工事が行われれば、工事期間中でもオートロック機能は利用できる。
・共用部分の工事が終わったら各部屋の工事を入居者立会いのもの順次行う。
防犯カメラ
1)防犯カメラの種類
 
○ボックス型
・四角い形状で先端にレンズを備えるタイプ。
・多くの人の出入りをチェックする用途に向いている。
・広角レンズや望遠レンズに切り替えることで撮影する範囲や距離を調整できる。
・典型的なカメラの形状をしていて、監視されているという心理が働き、犯罪を抑止する効果を見込める。
 
○バレット型
・屋外への設置を想定。マンションの周辺を監視する用途に向く。
・防水機能のほか、季節による温度変化に対する耐久性を備える。
 
○ドーム型
・半球型のケースにカメラが収納されたタイプ。
・カメラがケースに隠れているため、監視されているという心理的な圧迫感を取り除けるほか、カメラの向いている方向が判断しにくく、不審者の行動を牽制することができる。
 
○全方位型
・360度の視野角を持つタイプ。
 
○PTZ型
・カメラの向きを自由に切り替えられる。
 
○ダミー型
・防犯カメラの形状でありながら、映像を記録しない。
 
2)防犯カメラの仕様
 
●記録した映像の保存期間
・保存期間は、管理組合などが定める使用細則に準じる。一般的に一ヶ月と言われている。
・映像の品質やレコーダーの性能によっては1週間だったり、さらに長期間の保存も可能。
・レコーダーに保存された映像は、決められた期間を過ぎると古い記録から順に上書きされる。
 
●新しい機能
○赤外線機能
・外灯がない暗い場所でも人の動きなどを把握できる。
○人の動きを検知して録画
・人の動きなどを検知したときだけ自動的に録画を開始する。
○警備会社と連携
・異常を検知したときに自動的に警備会社に連絡する。
 
●設置場所
・エントランス、エレベーター、駐車場、駐輪場、通用口に設置するケースが多い。
 
●メンテナンス、寿命
・防犯カメラの耐久年数は一般的に5~6年と言われている。
・レコーダーも含め、定期的なメンテナンスが必要。
 
3)費用
 
●設置費用
・カメラの映像を確認・記録したりするには、レコーダーやモニターなどの周辺機器も必要。
・カメラの映像を伝送するケーブルの施設費用。
・初期費用と故障時の駆けつけなどをセットにしたリース、レンタルもある。
メーターボックス
●メーターボックスのある場所
・マンション各戸の玄関ドア付近や共用廊下
・各戸の給湯器と同じスペースに設置されていることが多い。
 
●メーターボックス内の設備
・一般的には、メーターボックス内部には電気、ガス、水道などの使用量を測るメーターと配管が収納されている。
 
〇共用部or専有部
・メーターボックス自体は共用部分。
・配管に関しては、各メーターから外側につながる配管は共用部分、各住戸につながる配管は専有部分とされるのが一般的。
 
〇電気メーター
・マンションのタイプによっては玄関扉の上についている場合もある。
・電気メーターは電力会社の所有物。
 
〇水道メーター
・マンションのタイプによっては一階に集中して設定されている場合もある。
・水道メーターは水道局の所有物。
・水道の使用量と請求金額が急に増えた場合は、水漏れの可能性がある。
→水漏れしているかどうかは、水道メーターで確認ができる。(すべての蛇口を閉めてから、水道メーターの蓋を開け、中央部にあるパイロットが回転していたら、どこかで水が漏れている可能性がある。)
※トイレのタンク内の不具合で水が出続けていることも多くある。
管理員室の設備
●警報盤(警報設備の受信機)
・給排水系の異常を感知してランプの点滅やアラームで知らせる。
・受水槽の水位の低下や漏電などによるポンプの停止を検知。
 
●自動火災報知設備の受信機
・居室や共用部分における火災を知らせる。
・火災を感知するとアラームが鳴り、警報盤の表示ランプが点滅してトラブルが起きている場所が分かる。
 
●防犯カメラのモニター
 
●エレベーターのインターホン
 
●各住戸インターホン親機
植栽管理
●植栽の役割
〇美観
・マンションの外観をきれいに見せる。
・フェンスと比べて美観を損ねない。
 
〇目隠し
・居住スペースを通行人の目から隠す
・高圧受電設備や受水槽などの設備を隠す。
 
〇圧迫感の軽減
・機械式駐車場の圧迫感を和らげる。
・壁と比べて圧迫感を感じさせない。
 
●植栽に向く植物
・害虫がつきづらく、大掛かりな剪定なく樹形を保てるものが向いている。
〇オタフクナンテン
・常緑で冬に紅葉する。
 
〇フィリフェラ・オーレア、アベリア・ホーブレイズ
・葉に白い斑が入っていて鮮やか。
 
〇イヌマキ
・針葉樹で、虫がつきづらく、生育が緩やか。
 
●剪定の時期
・植栽の種類や量によって変わる。
・年に1~2回が平均的。
 
〇春に実施する例
・サツキの花が咲き終わった頃、低木や生垣の剪定をまとめて行う。
 
〇秋に実施する例
・落葉の時期を迎える前に、落葉樹の剪定を行う。
 
〇剪定時の注意点
・周囲の環境や防犯上の理由から、多めにすいて、見通しを良くすることもある。
 
●害虫の対処
・薬剤を年に1~2回散布する場合が多い。
エレベーターの改修
宅配ボックス
防犯カメラ
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