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マンション換気設備の概要
1)共用ダクト、各戸水平排気
・マンションの排気方法は、共用ダクトを利用する”Uダクト方式”や”SEダクト方式”が過去に採用されてきたが、ダクトのスペース・メンテナンス・換気性能等の問題で、現在では各戸水平排気方式が多く採用されている。
●戸別換気
・Lダクト、Tダクト、ダクトレスなどがあり、給気はダクトレス、排気はLダクトが一般的。
2)共用部と専有部の区分け
・一般的には外壁部分に設けられた排気フードやガラリは共用部と考えられる。
・住戸内においては外壁にいたるまでのダクトや換気扇などの機器類は専有部。
・給気口のフードやガラリ共用部であるが、室内側に取り付けられているレジスター、ガラリは専有部。
・マンションの排気方法は、共用ダクトを利用する”Uダクト方式”や”SEダクト方式”が過去に採用されてきたが、ダクトのスペース・メンテナンス・換気性能等の問題で、現在では各戸水平排気方式が多く採用されている。
●戸別換気
・Lダクト、Tダクト、ダクトレスなどがあり、給気はダクトレス、排気はLダクトが一般的。
2)共用部と専有部の区分け
・一般的には外壁部分に設けられた排気フードやガラリは共用部と考えられる。
・住戸内においては外壁にいたるまでのダクトや換気扇などの機器類は専有部。
・給気口のフードやガラリ共用部であるが、室内側に取り付けられているレジスター、ガラリは専有部。
換気設備の汚れ、清掃
●台所換気扇
・換気扇を取り外し、換気扇を分解して清掃・オーバーホールするとともに、換気口キャップを取り外してダクト内の清掃を行う。
・油汚れが激しい
・釣り竿のようなよくしなる棒の先端に洗剤が染み込んだスポンジを取付け、ダクト内部を拭き掃除する。
●浴室・洗面所・便所系のダクト
・棉埃(わたぼこり)などで閉塞しダニなどが発生している場合がある。
・塵を叩き出し、バキュームで吸い取る。
●開放廊下の排気口周りの汚れ
・排気口の形状がガラリ(横格子)ではなく、金網状(メッシュ)となっていると、排気が水平に吹き出し、天井部を汚してしまうことがある。
→排気口をガラリ(横羽根)付きのもととし、斜め下方に吹き出す形状に交換。
・換気扇を取り外し、換気扇を分解して清掃・オーバーホールするとともに、換気口キャップを取り外してダクト内の清掃を行う。
・油汚れが激しい
・釣り竿のようなよくしなる棒の先端に洗剤が染み込んだスポンジを取付け、ダクト内部を拭き掃除する。
●浴室・洗面所・便所系のダクト
・棉埃(わたぼこり)などで閉塞しダニなどが発生している場合がある。
・塵を叩き出し、バキュームで吸い取る。
●開放廊下の排気口周りの汚れ
・排気口の形状がガラリ(横格子)ではなく、金網状(メッシュ)となっていると、排気が水平に吹き出し、天井部を汚してしまうことがある。
→排気口をガラリ(横羽根)付きのもととし、斜め下方に吹き出す形状に交換。
換気設備の劣化、改修
●ダクト、フードの劣化、改修
・ダクト・屋外のフード等は可動部がない為、劣化については特に顕著には現れない。
・台所系統のダクト内は油汚れ等で相当汚れているケースが多い。
・設置されているフード類は給気・排気などどういう役割を果たしているのかを十分確認し、給気・排気量・開口率等を計算した上で選定をしないと、給気不良や排気不良などにつながる恐れがある。
〇ダクト清掃作業
・経年によりダクト内に堆積した粉塵及び油塵を回収してダクト内の詰まりをなくし、空気の流れを正常な状態にする。
・ダクト清掃は仮設足場が必要になる場合があるため、大規模修繕工事と合わせて12~15年周期で行うことが一般的。
イ)吸込み口を取外す。
ロ)コンプレッサーから圧縮空気を送り込み、ダクト内にこびりついた粉塵や油塵を吹き飛ばす。コンプレッサーは作業者の荷台に積んであり、各住戸まで高圧ホースを伸ばしていく。
ハ)排気口に取り付けた集塵機でホコリを吸い取る。
●大規模修繕工事時の対応
・換気口に付く風除けフードや換気ガラリは大規模修繕時に清掃を行う。
・防火ダンパーも同時に点検を行い、不具合があれば修繕・取替えを行い、良好な状態に保つ必要がある。
・ダクト・屋外のフード等は可動部がない為、劣化については特に顕著には現れない。
・台所系統のダクト内は油汚れ等で相当汚れているケースが多い。
・設置されているフード類は給気・排気などどういう役割を果たしているのかを十分確認し、給気・排気量・開口率等を計算した上で選定をしないと、給気不良や排気不良などにつながる恐れがある。
〇ダクト清掃作業
・経年によりダクト内に堆積した粉塵及び油塵を回収してダクト内の詰まりをなくし、空気の流れを正常な状態にする。
・ダクト清掃は仮設足場が必要になる場合があるため、大規模修繕工事と合わせて12~15年周期で行うことが一般的。
イ)吸込み口を取外す。
ロ)コンプレッサーから圧縮空気を送り込み、ダクト内にこびりついた粉塵や油塵を吹き飛ばす。コンプレッサーは作業者の荷台に積んであり、各住戸まで高圧ホースを伸ばしていく。
ハ)排気口に取り付けた集塵機でホコリを吸い取る。
●大規模修繕工事時の対応
・換気口に付く風除けフードや換気ガラリは大規模修繕時に清掃を行う。
・防火ダンパーも同時に点検を行い、不具合があれば修繕・取替えを行い、良好な状態に保つ必要がある。