リフォーム工事の特徴
●着工してから分かることがある
・仕上げ材の下地、土台、根太、大壁の柱などが意外と傷んでいて、補修なしでは作業に移れないこともある。
●古い部分と新しい部分との接合(取り合い)
・取り合いで、雨漏り、床のきしみ、色調の変化などの不具合が生じると、その原因が古い部分か新しい部分かその接合部分か特定しにくい。
●解体・撤去工事、廃材処分にも費用がかかる
・廃材を処分するのは諸届けが必要で、処分費用がかかる。
※一般社団法人住宅リフォーム推進協議会”リフォーム工事の廃棄物 正しい処理方法
・仕上げ材の下地、土台、根太、大壁の柱などが意外と傷んでいて、補修なしでは作業に移れないこともある。
●古い部分と新しい部分との接合(取り合い)
・取り合いで、雨漏り、床のきしみ、色調の変化などの不具合が生じると、その原因が古い部分か新しい部分かその接合部分か特定しにくい。
●解体・撤去工事、廃材処分にも費用がかかる
・廃材を処分するのは諸届けが必要で、処分費用がかかる。
※一般社団法人住宅リフォーム推進協議会”リフォーム工事の廃棄物 正しい処理方法
内装リフォームのサイクル
●フローリング
・点検のポイント:汚れ、腐朽、剥離
・点検・部分補修のサイクル:6~8年
・全体リフォームのサイクル:15~20年
〇注意点
・ワックスは毎年行うこと推奨。
・下地の施工状態や使用状況によっては、10~15年で張替えが必要な場合もある。
●塩ビ系床
・点検のポイント:剥離、減耗
・点検・部分補修のサイクル:6~8年
・全体リフォームのサイクル:20年
〇注意点
・剥離は3~5年から始まることもあるので都度補修。
●タイル床
・点検のポイント:破損、剥離、目地落ち
・点検・部分補修のサイクル:7~8年(目地張替えなど)
・全体リフォームのサイクル:30年
●クロス
・点検のポイント:剥離、遜色
・点検・部分補修のサイクル:2~3年
・全体リフォームのサイクル:5~8年
〇注意点
・清掃は毎年行うことを推奨。
・剥離が目立つようになれば、早めに張替えを行う。
・点検のポイント:汚れ、腐朽、剥離
・点検・部分補修のサイクル:6~8年
・全体リフォームのサイクル:15~20年
〇注意点
・ワックスは毎年行うこと推奨。
・下地の施工状態や使用状況によっては、10~15年で張替えが必要な場合もある。
●塩ビ系床
・点検のポイント:剥離、減耗
・点検・部分補修のサイクル:6~8年
・全体リフォームのサイクル:20年
〇注意点
・剥離は3~5年から始まることもあるので都度補修。
●タイル床
・点検のポイント:破損、剥離、目地落ち
・点検・部分補修のサイクル:7~8年(目地張替えなど)
・全体リフォームのサイクル:30年
●クロス
・点検のポイント:剥離、遜色
・点検・部分補修のサイクル:2~3年
・全体リフォームのサイクル:5~8年
〇注意点
・清掃は毎年行うことを推奨。
・剥離が目立つようになれば、早めに張替えを行う。
水廻り(キッチン、浴室、洗面室、トイレ)リフォームのサイクル
●内装
・点検のポイント:汚れ、腐朽、剥離、カビ、破損
・点検・部分補修のサイクル10~15年
・全体リフォームのサイクル:15~20年
〇注意点
・防カビ処理や塗替えは2~4年ごとに行う。
・クロスの張替えは4~7年。
●給排水管
・点検のポイント:つまり、腐食、破損
・点検・部分補修のサイクル:1~5年
・全体リフォームのサイクル:20~25年
〇注意点
・漏水は床、構造体に影響するので、配管クリーニングは毎年行うことを推奨。
●シンク、浴槽、洗面台、便器など
・点検のポイント:破損、汚れ、がたつき
・点検・部分補修のサイクル:7~10年
・全体リフォームのサイクル:20~30年
〇注意点
・樹脂浴槽(ポリバス)の場合は10~15年。
・浮ゴムやパッキンの取替は7~10年。
・水漏れ点検は毎年行うことを推奨。
・点検時には、水栓金具の点検も行う。
●トイレタンク
・点検のポイント:水漏れ
・点検・部分補修のサイクル:5~6年
・全体リフォームのサイクル:15~20年
〇注意点
・部分補修時には弁の交換を行う。
・点検のポイント:汚れ、腐朽、剥離、カビ、破損
・点検・部分補修のサイクル10~15年
・全体リフォームのサイクル:15~20年
〇注意点
・防カビ処理や塗替えは2~4年ごとに行う。
・クロスの張替えは4~7年。
●給排水管
・点検のポイント:つまり、腐食、破損
・点検・部分補修のサイクル:1~5年
・全体リフォームのサイクル:20~25年
〇注意点
・漏水は床、構造体に影響するので、配管クリーニングは毎年行うことを推奨。
●シンク、浴槽、洗面台、便器など
・点検のポイント:破損、汚れ、がたつき
・点検・部分補修のサイクル:7~10年
・全体リフォームのサイクル:20~30年
〇注意点
・樹脂浴槽(ポリバス)の場合は10~15年。
・浮ゴムやパッキンの取替は7~10年。
・水漏れ点検は毎年行うことを推奨。
・点検時には、水栓金具の点検も行う。
●トイレタンク
・点検のポイント:水漏れ
・点検・部分補修のサイクル:5~6年
・全体リフォームのサイクル:15~20年
〇注意点
・部分補修時には弁の交換を行う。
リフォーム工事の見積のポイント
1)想定しづらい項目
・簡単な作業でも作業スペースがないため、周辺部分の取り壊しが必要となるケースもある。
・既存仕上げ材の解体・撤去・処分費用、下地処理の費用、工事施工に必要な足場・養生等の仮設費用等も必要な場合がある。
・代替設備の必要の有無およびその費用。
・既存設備の撤去・処分費。
・設備機器によっては、試運転費が計上される場合もある。
・数量には、通常、材料の加工ロスが含まれている。
2)価格(材料、手間、材工共)
・見積書には、材料とその材料を加工し取り付ける工事(手間・人件費)双方の価格が記載される。
・リフォーム工事など比較的小規模工事では、材料と工事を単位あたりに換算して、材工共単価として計上されることが多い。
①材料価格
②手間価格
・1m2当たり、1坪当たり、人工で表す。
③材工共価格
・材料に施工手間を含めた価格。タイル張り1m2当たり、型枠1m2当たりなどの単価。
・取引実態として相場が形成されているものと、部掛り資料等で積み上げ計算をして作るものがある。
・機器の価格が高額になる衛生工事では、材料費と取付手間を分けて内訳書を出すほうが一般的。
〇最低料金、最少費用
・時間、半日、1日当たりの日当額に材料費を加算する。
例)
1~2時間:5,000円~7,000円+材料費
半日程度:10,000円~15,000円+材料費
・運搬諸経費として、10~15%が加算される場合もある。
〇割り増し施工単価
・施工規模が小さくなると効率が悪くなるため割り増しされる場合がある。
〇一式施工単価
・トイレや洗面室など1坪以下の狭小室の場合、実面積に関係なく”一式”単価を使用。
3)諸経費
・通常、現場経費、一般管理費、営業利益から構成される。
〇現場経費
・主に工事現場での現場監督や工事管理者の賃金や福利費等。
・プラン打合せ費用。
・現場までの交通費や現場駐車場代
・図面作製費用。
〇一般管理費
・工務店の事務所等で発生する経費。
・社員の人件費や家賃、交通費等。
・営業利益
・地場工務店や専門工事業者がリフォーム工事を請け負う場合は、現場経費が一般管理費に含まれていることが多く、現場経費と一般管理費を分けずに、利益相当分も含んだトータルとしての金額を諸経費として計上することが多い。
・リフォーム工事の諸経費は、通常の場合、工事金額の20~35%は必要だと言われているが、7~8%の額した諸経費の項目に計上されていない場合が多い。
→20~35%計上すると施主の理解が得られないとして、工事原価の中の施工単価、手間代や材料費にある程度の金額を含ませて、諸経費部分を少なく見せている。
・簡単な作業でも作業スペースがないため、周辺部分の取り壊しが必要となるケースもある。
・既存仕上げ材の解体・撤去・処分費用、下地処理の費用、工事施工に必要な足場・養生等の仮設費用等も必要な場合がある。
・代替設備の必要の有無およびその費用。
・既存設備の撤去・処分費。
・設備機器によっては、試運転費が計上される場合もある。
・数量には、通常、材料の加工ロスが含まれている。
2)価格(材料、手間、材工共)
・見積書には、材料とその材料を加工し取り付ける工事(手間・人件費)双方の価格が記載される。
・リフォーム工事など比較的小規模工事では、材料と工事を単位あたりに換算して、材工共単価として計上されることが多い。
①材料価格
②手間価格
・1m2当たり、1坪当たり、人工で表す。
③材工共価格
・材料に施工手間を含めた価格。タイル張り1m2当たり、型枠1m2当たりなどの単価。
・取引実態として相場が形成されているものと、部掛り資料等で積み上げ計算をして作るものがある。
・機器の価格が高額になる衛生工事では、材料費と取付手間を分けて内訳書を出すほうが一般的。
〇最低料金、最少費用
・時間、半日、1日当たりの日当額に材料費を加算する。
例)
1~2時間:5,000円~7,000円+材料費
半日程度:10,000円~15,000円+材料費
・運搬諸経費として、10~15%が加算される場合もある。
〇割り増し施工単価
・施工規模が小さくなると効率が悪くなるため割り増しされる場合がある。
〇一式施工単価
・トイレや洗面室など1坪以下の狭小室の場合、実面積に関係なく”一式”単価を使用。
3)諸経費
・通常、現場経費、一般管理費、営業利益から構成される。
〇現場経費
・主に工事現場での現場監督や工事管理者の賃金や福利費等。
・プラン打合せ費用。
・現場までの交通費や現場駐車場代
・図面作製費用。
〇一般管理費
・工務店の事務所等で発生する経費。
・社員の人件費や家賃、交通費等。
・営業利益
・地場工務店や専門工事業者がリフォーム工事を請け負う場合は、現場経費が一般管理費に含まれていることが多く、現場経費と一般管理費を分けずに、利益相当分も含んだトータルとしての金額を諸経費として計上することが多い。
・リフォーム工事の諸経費は、通常の場合、工事金額の20~35%は必要だと言われているが、7~8%の額した諸経費の項目に計上されていない場合が多い。
→20~35%計上すると施主の理解が得られないとして、工事原価の中の施工単価、手間代や材料費にある程度の金額を含ませて、諸経費部分を少なく見せている。