屋外排水設備の設置、構造

〇過去問
・管理業務主任者 
・マンション管理士 
 
 
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排水ます
・排水管においてゴミや汚泥が詰まり易い箇所に設置して、清掃や点検を容易にする。
・排水管の点検や清掃・維持管理をしやすくするために設けられるので、排水管の詰まりが起き易い起点、屈曲点、合流点、管径や勾配の変化点、既設管との接続箇所などに設ける。
・屋外排水桝の清掃においては、ゴミ堆積物は引き上げ、汚泥は下水道などに流して処理をする。
・屋外排水桝の清掃は、高圧洗浄車、汚泥吸収車、補給水タンク車により実施し、ゴミ、堆積物は各々の排水桝で引き揚げ、汚泥は吸収させるようにし、下水道、し尿浄化槽に流さないように作業させなければならない。
排水トラップ
〇昭和50年建設省告示1597号
・雨水排水管(雨水排水立て管を除く。)を汚水排水のための配管設備に連結する場合においては、当該雨水排水管に排水トラップを設けること。
※敷地内において雨水排水管と生活排水用の排水横主管を接続する場合には、臭気が雨水系統へ逆流しないように、トラップ機能を有する排水ますを設置する。
・2重トラツプ禁止。
・排水管内の臭気、衛生害虫等の移動を有効に防止することができる構造とすること。
・汚水に含まれる汚物等が付着し、又は沈澱しない構造とすること。ただし、阻集器を兼ねる排水トラツプについては、この限りでない。
・封水深は、5~10㎝以下(阻集きを兼ねる排水トラップについては5cm以上)。
・容易に掃除ができる構造。
雨水排水設備
雨水排水設備は、屋上等に設置するルーフドレン、雨水排水立管、敷地排水管、雨水排水ますなどから構成される。
 
●雨水排水管
・雨水排水立管は、雨水専用の管として、生活排水用の排水立管や通気管と兼用したり、連結してはならない。
 ただし、敷地内において雨水排水管と排水横主管を接続する場合には、臭気が雨水系統に逆流しないようにトラップ機能のある排水ます(トラップます)を設置する。
 
〇管径
・壁面に吹き付ける雨水が下部の屋根面などに合流する場合の管径決定においては、壁面面積の”50%”を下部の屋根面などの面積に加算した上で降水量を算定する。
※敷地に降る雨の排水設備を設計する場合には、その排水設備が排水すべき敷地面積に、当該敷地に接する建物外壁面積の50%を加えて計算する。
 
〇流速
・敷地雨水管の流速は、毎秒0.6m~1.5m以上になるように設計する。
 
●トラップます
・衛生器具には原則として器具トラップを設けることとされているが、既設の衛生器具等においてトラップの取付が困難な場合、食堂・生鮮食料品取扱所で残済物が排水に混入し、公共下水道に支障をきたす恐れのある場合、合流式下水道において雨水排水系統からの臭気の発散を阻止する場合等に設けるトラップを有するマスをいう。
・敷地雨水管を一般排水系統の敷地排水管に合流させる場合、臭気が雨水系統へ逆流しないようにトラップ機能のある排水ます(トラップます)を介して行う。
 
●雨水排水ます
・敷地内の排水のために埋設する雨水排水管の要所には、保守点検・清掃を容易にするために雨水排水ますを設置する。
 
〇設置箇所
・敷地排水管の起点
・敷地排水管の会合点、中間点、屈曲する箇所。
・敷地排水管の延長が、配管の内径の120倍を超えない範囲の適切な位置。
・敷地排水管の管径、管材料、勾配の変化点
 
〇構造
・下水道施設へ土砂が流入することを防止するため、ます底部に泥溜めが設けられている。
・泥だまりの深さは、”150mm”以上でなければならない。
 
●ルーフドレン
・屋根面やバルコニーに降る雨水を受けて雨水立管に導く部材。
・木の葉やゴミが雨水排水立管に直接流れ込まないようにするために内部にストレーナを設置する。
〇陸屋根用ルーフドレンの種類
・縦形(ドーム型)
・縦形(平型)
・コーナー型

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