・管理業務主任者
・マンション管理士
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仕上材の概要
〇仕上材とは
・建物の内外装に使用される、直接目に触れる部分の表面材料のこと。
・床や壁、天井を覆うため使用される材料。
・内外装とも、仕上材にはタイルや壁紙、フローリングのように張るものと、モルタルや漆喰のように塗って仕上げるものがあり、さらに、ALC板のように、それ自体に構造体の役目を果たすものもある。
〇外装に使用される仕上材
・屋根材と外壁材が代表的。
・屋根の仕上げ材:瓦、スレート、金属板など。
・外壁仕上げ材:モルタル、サイディング、タイル、ALC、木材、石材など
〇内装に使用される仕上材
・壁紙、珪藻土や漆喰などの塗り材、板、タイルなどの壁材
・フローリング、縁甲板、カーペット、床用シート、タイルなどの床材
・建物の内外装に使用される、直接目に触れる部分の表面材料のこと。
・床や壁、天井を覆うため使用される材料。
・内外装とも、仕上材にはタイルや壁紙、フローリングのように張るものと、モルタルや漆喰のように塗って仕上げるものがあり、さらに、ALC板のように、それ自体に構造体の役目を果たすものもある。
〇外装に使用される仕上材
・屋根材と外壁材が代表的。
・屋根の仕上げ材:瓦、スレート、金属板など。
・外壁仕上げ材:モルタル、サイディング、タイル、ALC、木材、石材など
〇内装に使用される仕上材
・壁紙、珪藻土や漆喰などの塗り材、板、タイルなどの壁材
・フローリング、縁甲板、カーペット、床用シート、タイルなどの床材
木質材料
1)建築の仕上材に用いられる木材
〇樹種
・針葉樹:ヒノキ、スギ、マツ、ツガ等
・広葉樹:ナラ、ケヤキ、ブナ、ラワン等
〇含水率
・含水率が大きいと腐朽菌の害やシロアリ等の被害を受けやすいので、含水率は小さい方が望ましい。
2)合板
・単板(ベニヤ)を繊維方向に直行させて積層したもので、接着剤および材料の違いにより多数ある。
・用途により下地用、仕上用に分かれる。
・単板に比べて温度による狂いや膨張収縮の方向性が少ないという利点がある。
3)集成材
・挽き板(ラミナ)・小角材を繊維方向に平行に積層接着したもの。
・その用途によって、建物の内部造作などの非耐力部材に用いられる造作用と、建物の骨組みなど耐力部材に用いられる構造用の2種類に大きく分けられる。
・通常の木材よりも、強度のばらつきが小さくなる。
・大断面かつ長大材をつくることが可能という特徴がある。
4)ファイバーボード(繊維板)
・木材などの植物質繊維を原料として成形した面材の総称で、均質な材料で、木材の持つ異方性はほとんどない。
・木材を蒸煮したり薬品を加えて加熱することで繊維になるまで解きほぐしたものを、用途に応じて接着剤などを用いて一定の固さや形に成形する。
・比重によって、軟質繊維板(インシュレーションボード)、半硬質繊維板(中質繊維板、MDF)、硬質繊維板(ハードボード)に分かれる。
・断熱・吸音用、内外装用、畳や家具の心材等に使われる。
5)パーティクルボード(チップボード)
・木材のチップに接着剤を付けて熱圧成形をした面材。
6)フローリング
・木質系の材料を基材とした床用材に加工されたもの。
・単層フリーリングと複合フローリングとに分類される
〇樹種
・針葉樹:ヒノキ、スギ、マツ、ツガ等
・広葉樹:ナラ、ケヤキ、ブナ、ラワン等
〇含水率
・含水率が大きいと腐朽菌の害やシロアリ等の被害を受けやすいので、含水率は小さい方が望ましい。
2)合板
・単板(ベニヤ)を繊維方向に直行させて積層したもので、接着剤および材料の違いにより多数ある。
・用途により下地用、仕上用に分かれる。
・単板に比べて温度による狂いや膨張収縮の方向性が少ないという利点がある。
3)集成材
・挽き板(ラミナ)・小角材を繊維方向に平行に積層接着したもの。
・その用途によって、建物の内部造作などの非耐力部材に用いられる造作用と、建物の骨組みなど耐力部材に用いられる構造用の2種類に大きく分けられる。
・通常の木材よりも、強度のばらつきが小さくなる。
・大断面かつ長大材をつくることが可能という特徴がある。
4)ファイバーボード(繊維板)
・木材などの植物質繊維を原料として成形した面材の総称で、均質な材料で、木材の持つ異方性はほとんどない。
・木材を蒸煮したり薬品を加えて加熱することで繊維になるまで解きほぐしたものを、用途に応じて接着剤などを用いて一定の固さや形に成形する。
・比重によって、軟質繊維板(インシュレーションボード)、半硬質繊維板(中質繊維板、MDF)、硬質繊維板(ハードボード)に分かれる。
・断熱・吸音用、内外装用、畳や家具の心材等に使われる。
5)パーティクルボード(チップボード)
・木材のチップに接着剤を付けて熱圧成形をした面材。
6)フローリング
・木質系の材料を基材とした床用材に加工されたもの。
・単層フリーリングと複合フローリングとに分類される
石材
●石材
・岩石を所要の形状に切断成形したもの。
●人造石
・白色ポルトランドセメント、顔料、種石からなるもの。
〇テラゾー
・種石に大理石系統のものを用いた人造石。
・岩石を所要の形状に切断成形したもの。
●人造石
・白色ポルトランドセメント、顔料、種石からなるもの。
〇テラゾー
・種石に大理石系統のものを用いた人造石。
セメント製品、石膏ボード
1)セメント製品
・スレートボード、木毛セメント板、気泡コンクリート板、プレキャストコンクリートパネル、繊維補強コンクリートパネル等
・防火性や耐久性が高い。
2)石膏ボード
・水と反応するとすぐに固まる焼きせっこうをしん材とし両面に石膏液を染み込ませた厚紙で被覆し板状に圧縮成形した面材。
・防火性・遮音性に優れ、壁や天井の下地・仕上材として多用されている。
・壁の防・耐火構造の材料として、 あるいは、柱や梁の耐火被覆材として多用され、 火災の延焼防止に効果を発揮している。
・音を通しにくい性質があり、石膏ボードを1枚で用いるほか、厚手品の使用や複数枚の重ね張り、さらには吸音材との併用により、優れた遮音性能を得ることができる。
・スレートボード、木毛セメント板、気泡コンクリート板、プレキャストコンクリートパネル、繊維補強コンクリートパネル等
・防火性や耐久性が高い。
2)石膏ボード
・水と反応するとすぐに固まる焼きせっこうをしん材とし両面に石膏液を染み込ませた厚紙で被覆し板状に圧縮成形した面材。
・防火性・遮音性に優れ、壁や天井の下地・仕上材として多用されている。
・壁の防・耐火構造の材料として、 あるいは、柱や梁の耐火被覆材として多用され、 火災の延焼防止に効果を発揮している。
・音を通しにくい性質があり、石膏ボードを1枚で用いるほか、厚手品の使用や複数枚の重ね張り、さらには吸音材との併用により、優れた遮音性能を得ることができる。
金属材料
●金属板
〇金属板の種類
・鋼板、銅板、アルミニウム板等
〇鋼板の種類
・塩ビ鋼板、ほうろう鋼板、カラー鉄板、亜鉛鉄板、ふっ素樹脂鋼板、ステンレス鋼板等
●マンションで多く用いられる金属部品
・防火戸以外のものは、スチール製は少なく、アルミ合金やステンレス製のものが主流となっている。
〇金属板の種類
・鋼板、銅板、アルミニウム板等
〇鋼板の種類
・塩ビ鋼板、ほうろう鋼板、カラー鉄板、亜鉛鉄板、ふっ素樹脂鋼板、ステンレス鋼板等
●マンションで多く用いられる金属部品
・防火戸以外のものは、スチール製は少なく、アルミ合金やステンレス製のものが主流となっている。
粘土製品、ガラス
(1)粘土製品
〇粘土製品の特徴
・耐水、耐火、耐久性に優れ、形状を自由に成形できる。
・引張・曲げ強度が低く、衝撃性に弱く、加工性や接着性で劣るという欠点がある。
〇粘土製品の仕上材
・タイル、瓦、レンガ等。
(2)タイル
1)セラミックタイルとは
・主に壁・床の装飾or保護のための仕上げ材料として用いられる,粘土orその他の無機質原料を成形し,高温で焼成した,厚さ40mm未満の板状の不燃材料。
●成形方法
〇押出し成形、湿式成形
・素地原料を,押出成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
・含水率の高い素地原料を押出成形機によって板状に押し出し、所定の形状・寸法に切断して成形する方法。
〇プレス成形、乾式成形
・素地原料を,高圧プレス成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
・微粉砕された含水率の低い素地原料を、高圧プレス成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
2)種類
〇分類
・日本工業規格の基準によれば、タイルは、素地の質によりI類からⅢ類の3種類に分けられる。
・吸水率による区分は、Ⅰ類は3.0%以下、Ⅱ類は10.0%以下、Ⅲ類は50.0%以下。
〇磁器質タイル
・磁器質は、陶石を細かく砕いたのが原料で、素地が緻密で焼成温度1250℃以上で焼かれ殆ど吸水しない。叩くと金属製の音がする。
・陶器質タイルよりも吸水率が小さいので、外壁用のタイルとしても用いられる。
磁器質の吸水率は1.0%以下であり、陶器質タイルの吸水率は22.0%以下である。
〇陶器質タイル
・陶土が原料で、素地が荒く焼成温度1000℃以上で焼かれるが、楽焼のように1000℃以下のものもある。
・多孔質のため吸水性がある。また、叩くとやや低い音がする。
〇丁掛タイル
・四丁掛タイル、三丁掛タイル、二丁掛タイルの長き(長辺)は、ともに227mmと同じであるが、二丁掛タイルの幅は60mm、三丁掛タイルの幅は90mm、四丁掛タイルの幅は120mmとなっており、四丁掛タイルは、二丁掛タイルの2倍の幅である。
2)タイル張り工法
①直張り法
・下地モルタルを塗布せずにコンクリート躯体に直接タイルを張り付ける工法。
・近年のマンションでは、多く用いられている。
②圧着張り
・外装タイルに適用される。
・下地に張付けモルタルを塗り付け、かなづちの柄などでタイルを張り付ける工法。
③改良圧着張り
・下地に張付けモルタルを塗り付けるとともに、タイル裏面にも張付けモルタルを塗り付け、タイルを張り付ける工法である。
・圧着張りでは塗り置きの時間の管理不足で、タイルの浮きが発生していたのを改良したもの。
④接着剤張り
・有機系接着剤によるタイル後張り工法
⑤タイル先付けプレキャストコンクリート工法
・プレキャストコンクリート工場でタイルを型枠に先付けし,コンクリートを打設して一体化する工法。
(3)ガラス
・酸性酸化物及び塩基性酸化物の1種以上を調合し、高温(1400~1600℃)で融解し、これを冷却して固化させたもの。
〇粘土製品の特徴
・耐水、耐火、耐久性に優れ、形状を自由に成形できる。
・引張・曲げ強度が低く、衝撃性に弱く、加工性や接着性で劣るという欠点がある。
〇粘土製品の仕上材
・タイル、瓦、レンガ等。
(2)タイル
1)セラミックタイルとは
・主に壁・床の装飾or保護のための仕上げ材料として用いられる,粘土orその他の無機質原料を成形し,高温で焼成した,厚さ40mm未満の板状の不燃材料。
●成形方法
〇押出し成形、湿式成形
・素地原料を,押出成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
・含水率の高い素地原料を押出成形機によって板状に押し出し、所定の形状・寸法に切断して成形する方法。
〇プレス成形、乾式成形
・素地原料を,高圧プレス成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
・微粉砕された含水率の低い素地原料を、高圧プレス成形機で所定の形状・寸法に成形する方法。
2)種類
〇分類
・日本工業規格の基準によれば、タイルは、素地の質によりI類からⅢ類の3種類に分けられる。
・吸水率による区分は、Ⅰ類は3.0%以下、Ⅱ類は10.0%以下、Ⅲ類は50.0%以下。
〇磁器質タイル
・磁器質は、陶石を細かく砕いたのが原料で、素地が緻密で焼成温度1250℃以上で焼かれ殆ど吸水しない。叩くと金属製の音がする。
・陶器質タイルよりも吸水率が小さいので、外壁用のタイルとしても用いられる。
磁器質の吸水率は1.0%以下であり、陶器質タイルの吸水率は22.0%以下である。
〇陶器質タイル
・陶土が原料で、素地が荒く焼成温度1000℃以上で焼かれるが、楽焼のように1000℃以下のものもある。
・多孔質のため吸水性がある。また、叩くとやや低い音がする。
〇丁掛タイル
・四丁掛タイル、三丁掛タイル、二丁掛タイルの長き(長辺)は、ともに227mmと同じであるが、二丁掛タイルの幅は60mm、三丁掛タイルの幅は90mm、四丁掛タイルの幅は120mmとなっており、四丁掛タイルは、二丁掛タイルの2倍の幅である。
2)タイル張り工法
①直張り法
・下地モルタルを塗布せずにコンクリート躯体に直接タイルを張り付ける工法。
・近年のマンションでは、多く用いられている。
②圧着張り
・外装タイルに適用される。
・下地に張付けモルタルを塗り付け、かなづちの柄などでタイルを張り付ける工法。
③改良圧着張り
・下地に張付けモルタルを塗り付けるとともに、タイル裏面にも張付けモルタルを塗り付け、タイルを張り付ける工法である。
・圧着張りでは塗り置きの時間の管理不足で、タイルの浮きが発生していたのを改良したもの。
④接着剤張り
・有機系接着剤によるタイル後張り工法
⑤タイル先付けプレキャストコンクリート工法
・プレキャストコンクリート工場でタイルを型枠に先付けし,コンクリートを打設して一体化する工法。
(3)ガラス
・酸性酸化物及び塩基性酸化物の1種以上を調合し、高温(1400~1600℃)で融解し、これを冷却して固化させたもの。
左官材料・吹付け材料
〇主な工法
・セメントモルタル塗り
・石膏プラスター塗り
・ドロマイトプラスター塗り
・人造石塗り
・テラゾー塗り
〇主な吹付け材料
・セメント系薄付仕上塗材(セメントリシン)
・セメント系厚付仕上塗材(吹付けスタッコ)
・合成樹脂エマルション系薄付仕上塗材(樹脂リシン)
・複層仕上塗材(複層吹付け材)
・ロックウール吹付け仕上材
・軽量骨材仕上塗材
・現場調合モルタル吹付け仕上材
・セメントモルタル塗り
・石膏プラスター塗り
・ドロマイトプラスター塗り
・人造石塗り
・テラゾー塗り
〇主な吹付け材料
・セメント系薄付仕上塗材(セメントリシン)
・セメント系厚付仕上塗材(吹付けスタッコ)
・合成樹脂エマルション系薄付仕上塗材(樹脂リシン)
・複層仕上塗材(複層吹付け材)
・ロックウール吹付け仕上材
・軽量骨材仕上塗材
・現場調合モルタル吹付け仕上材