斜壁部分のリスク
〇斜壁部分は傷みやすい
・斜壁部分は、垂直壁と比べて日光(紫外線)が強く当り、雨にも叩かれ、劣化しやすい。
〇斜壁部分の漏水リスク
・斜壁部分は、降雨時の雨係かり量が垂直壁と比べて大きく、漏水リスクも高くなる。
〇斜壁部分の塗装仕上げ
・斜壁部分が塗装仕上げとなっている場合でも防水機能を兼ね備えた塗材が要求される場合が多い。
↓
防水機能を兼ね備えた塗材としてJIS規格では以下のものがある。
・JIS A 6909″建築用仕上塗材”(防水形)
・JIS A 6021″建築用塗膜防水材”
※関連記事
斜壁タイルの雨漏り対策は塗装?、それとも防水?
・斜壁部分は、垂直壁と比べて日光(紫外線)が強く当り、雨にも叩かれ、劣化しやすい。
〇斜壁部分の漏水リスク
・斜壁部分は、降雨時の雨係かり量が垂直壁と比べて大きく、漏水リスクも高くなる。
〇斜壁部分の塗装仕上げ
・斜壁部分が塗装仕上げとなっている場合でも防水機能を兼ね備えた塗材が要求される場合が多い。
↓
防水機能を兼ね備えた塗材としてJIS規格では以下のものがある。
・JIS A 6909″建築用仕上塗材”(防水形)
・JIS A 6021″建築用塗膜防水材”
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塗膜防水材と外壁仕上材の違い
1)JIS A 6909「建築用仕上塗材」(防水形)
●単層弾性(防水形外装薄塗材E)
・”単層”は、下塗りと主材、または主材のみで仕上げるものを指し、主材が防水層と上塗りの性能を兼ねている。
・弾性塗膜を形成するが、外壁塗膜防水材・弾性タイルに比べて塗膜厚が薄く防水性能は劣る。
・凹凸が少なく、化粧効果や重量感に乏しく、塗膜の弾性が低温時に低下したり、経年で硬くなるものが見られる。
・通常はトップコートを省略しているので、塗膜の耐汚染性に懸念がある。
・ひび割れ追従性は複層の半分で、0.5㎜程度とされている。
・当初はマンション等の塗替え塗料の主流だったが、微弾性フィラーを使用した仕様に変ってきている。
●弾性タイル、複層弾性(防水形複層塗材E)
・下塗り・中塗り(主材)、上塗りの3層で仕上げ、上塗り材を用いることで性能を確保している。
・従来からあった硬質仕上材を改質して伸び弾性を付与したものだが、品質設計の主眼は化粧性にある。
・塗膜の弾性は環境条件によって低下し、経年変化によって硬くなるものが多く見られる。
これは可塑剤等の添加によって、塗膜に当座の伸びを与えているなど商品設計に起因している。
2)塗膜防水材(JIS A 6021)と外壁仕上材(JIS A 6909の防水形)の違い
・塗膜防水材は、屋根用塗膜防水材を応用したもので、責任施工からスタートした壁面防水主材の性能重視型と言える。
〇性能の比較
・JIS A 6909の防水形は、伸びの性能が低くなる。
・JIS A 6909の防水形、伸びの評価が比較的短期の物性に限られており、可塑剤等で伸びを付与し、長期的には、伸びのなくなる材料も合格する可能性がある。
・JIS A 6909の防水形は、低温及び加熱処理後に伸びの著しく低下するものもある。
●単層弾性(防水形外装薄塗材E)
・”単層”は、下塗りと主材、または主材のみで仕上げるものを指し、主材が防水層と上塗りの性能を兼ねている。
・弾性塗膜を形成するが、外壁塗膜防水材・弾性タイルに比べて塗膜厚が薄く防水性能は劣る。
・凹凸が少なく、化粧効果や重量感に乏しく、塗膜の弾性が低温時に低下したり、経年で硬くなるものが見られる。
・通常はトップコートを省略しているので、塗膜の耐汚染性に懸念がある。
・ひび割れ追従性は複層の半分で、0.5㎜程度とされている。
・当初はマンション等の塗替え塗料の主流だったが、微弾性フィラーを使用した仕様に変ってきている。
●弾性タイル、複層弾性(防水形複層塗材E)
・下塗り・中塗り(主材)、上塗りの3層で仕上げ、上塗り材を用いることで性能を確保している。
・従来からあった硬質仕上材を改質して伸び弾性を付与したものだが、品質設計の主眼は化粧性にある。
・塗膜の弾性は環境条件によって低下し、経年変化によって硬くなるものが多く見られる。
これは可塑剤等の添加によって、塗膜に当座の伸びを与えているなど商品設計に起因している。
2)塗膜防水材(JIS A 6021)と外壁仕上材(JIS A 6909の防水形)の違い
・塗膜防水材は、屋根用塗膜防水材を応用したもので、責任施工からスタートした壁面防水主材の性能重視型と言える。
〇性能の比較
・JIS A 6909の防水形は、伸びの性能が低くなる。
・JIS A 6909の防水形、伸びの評価が比較的短期の物性に限られており、可塑剤等で伸びを付与し、長期的には、伸びのなくなる材料も合格する可能性がある。
・JIS A 6909の防水形は、低温及び加熱処理後に伸びの著しく低下するものもある。
外壁用塗膜防水材による改修の公共工事標準
※公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版
1)材料、工法
●材料
・外壁用塗膜防水材は JIS A 6021(建築用塗膜防水材)に基づく外壁用アクリルゴム系とする。
●工法
イ)凹凸状、凸部処理:吹付け工法
・プライマー:1回
・増塗材:1回
・アクリルゴム系塗膜防水材:1回
・模様材:1回
・仕上塗料:2回
ロ)ゆず肌状、さざ波状:ローラー塗り
・プライマー:1回
・増塗材:1回
・アクリルゴム系塗膜防水材:2~3回
・仕上塗料:2回
2)工法
〇下地挙動緩衝材を用いる場合
・幅 0.2~2.0mm未満のひび割れ部及びひび割れ部の延長上50mm以上に、50mm程度の幅で塗膜厚 0.25mm に相当する所要量以上を端部に段差のないように、はけにより塗り付ける。
・なお、ひび割れが 0.5mm 以上の場合は、あらかじめひび割れ部に下地調整塗材 C-1 をすり込む。
〇増塗り
・はけにより、防水材塗りに先立ち、あらかじめ 0.5~1.0kg/m2を端部に段差のないように塗り付ける。
・増塗りを行う部位は、プレキャストコンクリート、ALC パネル等の継手目地、建具回り、貫通部回り等の防水上重要な部位、出隅、入隅、目地部等の膜厚が薄くなりやすい部位、開口部回り等のひび割れが発生し易い部位、下地の動きが激しい部位等とする。
〇防水材塗り
・所定の厚みが確保できるように、塗付け方法により1~3回塗りとし、だれ、ピンホール及び塗残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
〇仕上塗料
・色むら、だれ、光沢むら等が生じないように均一に、はけ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
1)材料、工法
●材料
・外壁用塗膜防水材は JIS A 6021(建築用塗膜防水材)に基づく外壁用アクリルゴム系とする。
●工法
イ)凹凸状、凸部処理:吹付け工法
・プライマー:1回
・増塗材:1回
・アクリルゴム系塗膜防水材:1回
・模様材:1回
・仕上塗料:2回
ロ)ゆず肌状、さざ波状:ローラー塗り
・プライマー:1回
・増塗材:1回
・アクリルゴム系塗膜防水材:2~3回
・仕上塗料:2回
2)工法
〇下地挙動緩衝材を用いる場合
・幅 0.2~2.0mm未満のひび割れ部及びひび割れ部の延長上50mm以上に、50mm程度の幅で塗膜厚 0.25mm に相当する所要量以上を端部に段差のないように、はけにより塗り付ける。
・なお、ひび割れが 0.5mm 以上の場合は、あらかじめひび割れ部に下地調整塗材 C-1 をすり込む。
〇増塗り
・はけにより、防水材塗りに先立ち、あらかじめ 0.5~1.0kg/m2を端部に段差のないように塗り付ける。
・増塗りを行う部位は、プレキャストコンクリート、ALC パネル等の継手目地、建具回り、貫通部回り等の防水上重要な部位、出隅、入隅、目地部等の膜厚が薄くなりやすい部位、開口部回り等のひび割れが発生し易い部位、下地の動きが激しい部位等とする。
〇防水材塗り
・所定の厚みが確保できるように、塗付け方法により1~3回塗りとし、だれ、ピンホール及び塗残しのないよう下地を覆うように塗り付ける。
〇仕上塗料
・色むら、だれ、光沢むら等が生じないように均一に、はけ、ローラー又はスプレーガンにより塗り付ける。
アクリルゴム系塗膜防水材の概要
1)アクリルゴムとは
①塗膜中のアクリルゴム量(樹脂量/ポリマー量とも称す)が豊富にあること
・望ましくは50重量%以上。
・樹脂量が少ないと伸びが低下し,塗膜の緻密性も低下し,中性化・塩害防止機能が低下する。
②2-エチルヘキシルアクリレートを主体としていること
・高級アクリル酸アルキルエステルの代表である,2-エチルヘキシルアクリレート(以下,HA)を好ましくは90%以上含むこと。
・HA主体の樹脂は,-60℃と低温でも軟らかく,それをゴム架橋して強靭にした塗膜がアクリルゴム。
・高級とは炭素数が6以上と大きいものを言い,高級アルコールと同じ意味。価格的な意味ではなく化学用語。
③塗膜中の可塑剤は1重量%以下であること
・可塑剤とは,硬い樹脂を軟らかくする,油状の添加物。
・当初は軟らかい塗膜だが,年月が経つにつれて可塑剤はなくなり,元の硬い塗膜に戻る。
・可塑剤による柔軟性は、長期の柔軟性は期待できない。樹脂自体が柔軟なものを選択している。
2)アクリルゴム系とは?
・昭和45年頃に屋上用塗膜防水材として建築分野で初めて使用され、まもなく外壁用に適用されるようになった。
・優れた性能と豊富な実績により現在では外壁塗膜防水材の主流となっている。
・アクリルゴム系は、高級アクリル酸エステル成分を85%以上含有している合成樹脂に、適切な架橋剤を添加するか、共存する成分に反応性物質を配合して架橋形にしたゴム状弾性体で塗膜は柔軟で、耐候・耐熱・耐寒・耐オゾン性等に優れている。
3)アクリル樹脂系とは?
・アクリル樹脂は耐候性が良いので早くから屋上用の塗膜防水材や外壁仕上材の原料として利用されている。
・アクリルゴムと混同されやすいが、組成を対比すると以下のようになる。
ソフトなモノマーの割合 ハードなモノマーの割合
アクリルゴム 85~95% 5~15%
アクリル樹脂 40~65% 35~60%
アクリル樹脂はソフトな成分のアクリル酸エステルの含有量が少なく、ゴム化していないことや、可塑剤添加により塗膜に柔軟性を与えていることから、アクリルゴムに比べ、環境温度による塗膜物性変化が大きく、経時により塗膜が硬くなる傾向が強くなる。
・上記理由で、塗膜防水材としてよりも、弾性タイルや弾性塗料向けに多用されている。
①塗膜中のアクリルゴム量(樹脂量/ポリマー量とも称す)が豊富にあること
・望ましくは50重量%以上。
・樹脂量が少ないと伸びが低下し,塗膜の緻密性も低下し,中性化・塩害防止機能が低下する。
②2-エチルヘキシルアクリレートを主体としていること
・高級アクリル酸アルキルエステルの代表である,2-エチルヘキシルアクリレート(以下,HA)を好ましくは90%以上含むこと。
・HA主体の樹脂は,-60℃と低温でも軟らかく,それをゴム架橋して強靭にした塗膜がアクリルゴム。
・高級とは炭素数が6以上と大きいものを言い,高級アルコールと同じ意味。価格的な意味ではなく化学用語。
③塗膜中の可塑剤は1重量%以下であること
・可塑剤とは,硬い樹脂を軟らかくする,油状の添加物。
・当初は軟らかい塗膜だが,年月が経つにつれて可塑剤はなくなり,元の硬い塗膜に戻る。
・可塑剤による柔軟性は、長期の柔軟性は期待できない。樹脂自体が柔軟なものを選択している。
2)アクリルゴム系とは?
・昭和45年頃に屋上用塗膜防水材として建築分野で初めて使用され、まもなく外壁用に適用されるようになった。
・優れた性能と豊富な実績により現在では外壁塗膜防水材の主流となっている。
・アクリルゴム系は、高級アクリル酸エステル成分を85%以上含有している合成樹脂に、適切な架橋剤を添加するか、共存する成分に反応性物質を配合して架橋形にしたゴム状弾性体で塗膜は柔軟で、耐候・耐熱・耐寒・耐オゾン性等に優れている。
3)アクリル樹脂系とは?
・アクリル樹脂は耐候性が良いので早くから屋上用の塗膜防水材や外壁仕上材の原料として利用されている。
・アクリルゴムと混同されやすいが、組成を対比すると以下のようになる。
ソフトなモノマーの割合 ハードなモノマーの割合
アクリルゴム 85~95% 5~15%
アクリル樹脂 40~65% 35~60%
アクリル樹脂はソフトな成分のアクリル酸エステルの含有量が少なく、ゴム化していないことや、可塑剤添加により塗膜に柔軟性を与えていることから、アクリルゴムに比べ、環境温度による塗膜物性変化が大きく、経時により塗膜が硬くなる傾向が強くなる。
・上記理由で、塗膜防水材としてよりも、弾性タイルや弾性塗料向けに多用されている。
外壁防水の変遷
(1)アクリルゴム系屋根用塗膜防水材の発売(1973年)
・屋根よりも壁から雨漏りが多く,その屋根用塗膜防水材を外壁面に施工できないのかという要望が発端。
・当時は垂直面であることもあり、たれてしまって何度も塗り重ねたとか,良い上塗り塗料(トップコート)がなかったため剥がれたとか,耐汚染性が不良で真っ黒に汚れてしまったとか,解決すべき問題が多々あった。
↓
〇その後の改良
・レオロジー特性(流動特性)を改善し,垂直面でもたれずに均一な膜厚を確保する材料が開発。
・美装性を付与させるために,柔軟で汚れないトップコートが開発。
(2)JIS A 6021
・1976年:「屋根防水用塗膜材」公布
・1989年:「屋根用塗膜防水材」公布
・2000年:名称が「建築用塗膜防水材」に変更
1)JIS A6021建築用塗膜防水材の「外壁用塗膜防水材」
・種類として,アクリルゴム系(主体),ウレタンゴム系がある。
・他にクロロプレンゴム系,シリコーンゴム系が記載されているが,ほとんど使われていない。
2)外壁塗膜防水材とは?
・屋上用塗膜防水材を外壁用に改質したもので、防水機能と化粧機能を兼備。
・防水材は下地の動きやひび割れに対しても長期にわたって塗膜が破断しないで追従する性能がポイントで、弾性仕上材の中でも塗膜防水材が最も防水性に優れている。
(3)JASS8
・2000年:JASS8 防水工事の「外壁防水仕様」改訂
1)『建築工事標準仕様書・同解説JASS8防水工事』に規定
・JASSはJISに規定される材料の仕様(使用量,塗布工程等)を定めている。
・新築工事が対象でメンブレン防水工事の塗膜防水工法に「アクリルゴム系外壁用塗膜防水材・外壁仕様」として規定されている。
・他にアスファルト防水,シート防水,塗膜防水(ウレタンゴム系,ゴムアスファルト系)が規定されているが,いずれも屋根用防水で外壁用はアクリルゴム系のみ。
(4)国土交通省 監理指針
・2001年:国土交通省「建築工事監理指針」の「防水工事」、「建築改修工事監理指針」の「防水改修工事」に、アクリルゴム系塗膜防水材(L-AW)が外壁用塗膜防水材として規定された旨が記載。
・2016年:国土交通省「建築改修工事監理指針」に「外壁用塗膜防水材を用いた改修(標仕以外の工法)」が独立して加えられる。
1)建築工事監理指針 平成22年版
(b)アクリルゴム系塗膜防水材を用いた外壁塗膜防水
・屋根・屋上と異なり,外壁面に雨水がたまることは少ないが,強風を伴う降雨時や,長雨時等には漏水事故が発生している。漏水事故は目地や建具回りからのものが多いが,コンクリート外壁のひび割れからの漏水も多い。外壁内部への雨水の浸入は塩害や中性化等に起因する鉄筋コンクリート構造物の劣化を招くため,外壁面での防水工法が必要となる。また,ALCパネルの長寿命化等のためにも外壁面での防水工法は必要である。
2)建築改修工事監理指針 平成22年版
・ひび割れ部をU/Vカットせず,「下地挙動緩衝材塗り」により簡易に改修できる仕様が示されている。
・屋根よりも壁から雨漏りが多く,その屋根用塗膜防水材を外壁面に施工できないのかという要望が発端。
・当時は垂直面であることもあり、たれてしまって何度も塗り重ねたとか,良い上塗り塗料(トップコート)がなかったため剥がれたとか,耐汚染性が不良で真っ黒に汚れてしまったとか,解決すべき問題が多々あった。
↓
〇その後の改良
・レオロジー特性(流動特性)を改善し,垂直面でもたれずに均一な膜厚を確保する材料が開発。
・美装性を付与させるために,柔軟で汚れないトップコートが開発。
(2)JIS A 6021
・1976年:「屋根防水用塗膜材」公布
・1989年:「屋根用塗膜防水材」公布
・2000年:名称が「建築用塗膜防水材」に変更
1)JIS A6021建築用塗膜防水材の「外壁用塗膜防水材」
・種類として,アクリルゴム系(主体),ウレタンゴム系がある。
・他にクロロプレンゴム系,シリコーンゴム系が記載されているが,ほとんど使われていない。
2)外壁塗膜防水材とは?
・屋上用塗膜防水材を外壁用に改質したもので、防水機能と化粧機能を兼備。
・防水材は下地の動きやひび割れに対しても長期にわたって塗膜が破断しないで追従する性能がポイントで、弾性仕上材の中でも塗膜防水材が最も防水性に優れている。
(3)JASS8
・2000年:JASS8 防水工事の「外壁防水仕様」改訂
1)『建築工事標準仕様書・同解説JASS8防水工事』に規定
・JASSはJISに規定される材料の仕様(使用量,塗布工程等)を定めている。
・新築工事が対象でメンブレン防水工事の塗膜防水工法に「アクリルゴム系外壁用塗膜防水材・外壁仕様」として規定されている。
・他にアスファルト防水,シート防水,塗膜防水(ウレタンゴム系,ゴムアスファルト系)が規定されているが,いずれも屋根用防水で外壁用はアクリルゴム系のみ。
(4)国土交通省 監理指針
・2001年:国土交通省「建築工事監理指針」の「防水工事」、「建築改修工事監理指針」の「防水改修工事」に、アクリルゴム系塗膜防水材(L-AW)が外壁用塗膜防水材として規定された旨が記載。
・2016年:国土交通省「建築改修工事監理指針」に「外壁用塗膜防水材を用いた改修(標仕以外の工法)」が独立して加えられる。
1)建築工事監理指針 平成22年版
(b)アクリルゴム系塗膜防水材を用いた外壁塗膜防水
・屋根・屋上と異なり,外壁面に雨水がたまることは少ないが,強風を伴う降雨時や,長雨時等には漏水事故が発生している。漏水事故は目地や建具回りからのものが多いが,コンクリート外壁のひび割れからの漏水も多い。外壁内部への雨水の浸入は塩害や中性化等に起因する鉄筋コンクリート構造物の劣化を招くため,外壁面での防水工法が必要となる。また,ALCパネルの長寿命化等のためにも外壁面での防水工法は必要である。
2)建築改修工事監理指針 平成22年版
・ひび割れ部をU/Vカットせず,「下地挙動緩衝材塗り」により簡易に改修できる仕様が示されている。