高耐久・高品質な材料・工法による長周期化
1)大規模修繕工事の長周期化の考え方
①足場を必要とする工事を優先的に長周期化
・外壁塗装、シーリング防水、バルコニー防水等
②仕様と施工の高品質化
・高耐久材料の採用
・高耐久・高品質な材料・工法に対応した信頼できる施工会社の選択
2)総工事回数を減らし、総工事費用を低減
イ)大規模修繕工事を12年周期とした場合の48年時点の総工事費用
※大規模修繕工事の費用を5,000万円と仮定
5,000万×4回=2億円
ロ)大規模修繕工事を18年周期とした場合の48年時点の総工事費用
※大規模修繕工事の費用を5,000×1.1=5,500万円と仮定
5,500万×3回=1.65億円
→3,500万円の削減効果
3)外壁改修の長周期化
●外壁塗装
・超耐候性能の塗装材の採用:無機塗料、フッソ塗料等
・超低汚染性、防カビ・防藻性による美観の維持
●シーリング
・耐候性・耐久性・動的追随性に優れた品質
・接着性・対汚染性に優れた品質
4)10年ごとの外壁タイル全面打診の対応について
以下の方式による実施を検討
・ドローン調査
※外壁タイルの赤外線調査がドローンでも可能に
・ロープブランコ方式
5)高耐久材料があまり採用されていない理由
・フッソなどの高耐久材料は、2010年代前半にはすでに製品化されていた。
・高耐久材料を採用することによって大規模修繕工事が長周期化されると、単純に修繕工事を実施する回数が減り、売上が減少する可能性があるという思惑から長周期化に対応する施工会社が少ないといった、といった声もある。
①足場を必要とする工事を優先的に長周期化
・外壁塗装、シーリング防水、バルコニー防水等
②仕様と施工の高品質化
・高耐久材料の採用
・高耐久・高品質な材料・工法に対応した信頼できる施工会社の選択
2)総工事回数を減らし、総工事費用を低減
イ)大規模修繕工事を12年周期とした場合の48年時点の総工事費用
※大規模修繕工事の費用を5,000万円と仮定
5,000万×4回=2億円
ロ)大規模修繕工事を18年周期とした場合の48年時点の総工事費用
※大規模修繕工事の費用を5,000×1.1=5,500万円と仮定
5,500万×3回=1.65億円
→3,500万円の削減効果
3)外壁改修の長周期化
●外壁塗装
・超耐候性能の塗装材の採用:無機塗料、フッソ塗料等
・超低汚染性、防カビ・防藻性による美観の維持
●シーリング
・耐候性・耐久性・動的追随性に優れた品質
・接着性・対汚染性に優れた品質
4)10年ごとの外壁タイル全面打診の対応について
以下の方式による実施を検討
・ドローン調査
※外壁タイルの赤外線調査がドローンでも可能に
・ロープブランコ方式
5)高耐久材料があまり採用されていない理由
・フッソなどの高耐久材料は、2010年代前半にはすでに製品化されていた。
・高耐久材料を採用することによって大規模修繕工事が長周期化されると、単純に修繕工事を実施する回数が減り、売上が減少する可能性があるという思惑から長周期化に対応する施工会社が少ないといった、といった声もある。
高耐久のシーリング材
(1)高耐久変性シリコーン系:MSシール超耐久
●耐久性
・耐久性区分9030に適合し、耐久性区分1030相当の性能を有する。
・疲労試験機を用いた耐久性試験の結果より、高耐久グレードと位置づけされるポリイソブチレン系シーリング材以上でシリル化アクリレート系シーリング材に匹敵。
●耐候性
・メタルウェザーメーター1000hr(20~30年相当)にて表面に大きなひび割れが確認されず、一般的な変性シリコーン系より良好。
●作業性
・”高耐候・高耐久品は作業性が悪い”という声も聞かれているが、使用者からは標準グレード品と同等という評価が得られている。
●塗装目地
・ノンブリード性能を有しており、塗装目地も可能。
(2)シリル化アクリレート系シーリング
●耐久性
・耐久性区分1030相当の性能を有する。
●耐候性
・メタルウェザーメーター1000hr(20~30年相当)にて表面に大きなひび割れが確認されず、一般的な変性シリコーン系より良好。
●作業性
・変性シリコーン系と遜色ないという評価と標準グレード品より劣る、という評価がある。
●塗装目地
・ノンブリード性能がなく、推奨されていない。
●ガラス目地
・撥水汚染を生じず、ガラス目地に使用できる高耐久シーリング材として、シリコーン系シーリング材の用途にも期待される。
(3)シーリング材の耐久性区分、評価方法
1)JIS A5758の耐久性区分
●JIS A 1439建築用シーリング材の試験方法
①初期目地幅(12㎜)で50±1℃温水24時間
②圧縮したまま加熱168時間
・圧縮温度:耐久性区分で指定(70~100℃)
・変形率:耐久性区分で指定(10~30%)
③引張ったまま冷却24時間
・冷却温度:-10℃
・変形率:耐久性区分で指定(10~30%)
④上記サイクルを2回
⑤23±2℃で同率の圧縮・引張りの繰り返しを2000回(5±1回/分)
↓
上記を行って,異常がなければ合格。
●耐久性区分
・試験の圧縮加熱時の温度,及び圧縮・引張の変形率によって10030(温度100℃,変形率30%),9030,8020,7020,7010,9030G(ガラス用途)の6区分ある。
2)耐候性促進試験
・耐候性を検証する試験で、目地の伸縮等の動きは加味されていない。
①メタルウェザー
・光・熱・水分の負荷を与えるサイクル試験で材料の劣化を他の光源試験(キセノン等)よりも短期間で評価できる。
・負荷の度合いに統一基準がなく、集中して短期では負荷をかけるため実暴露との相関性が取りづらい。
・シーリング材は被着体部材や形状、環境に大きく左右される。
②サンシャインウエザーメーター
・太陽光・温度・湿度など屋内外の条件を人工的に再現し、製品や材料の劣化を促進させる試験。
・カーボンアーク放電時に発生する紫外線照射と槽による温度・湿度・水噴射条件により、屋外使用などで発生する劣化に対して加速評価を行う。
●耐久性
・耐久性区分9030に適合し、耐久性区分1030相当の性能を有する。
・疲労試験機を用いた耐久性試験の結果より、高耐久グレードと位置づけされるポリイソブチレン系シーリング材以上でシリル化アクリレート系シーリング材に匹敵。
●耐候性
・メタルウェザーメーター1000hr(20~30年相当)にて表面に大きなひび割れが確認されず、一般的な変性シリコーン系より良好。
●作業性
・”高耐候・高耐久品は作業性が悪い”という声も聞かれているが、使用者からは標準グレード品と同等という評価が得られている。
●塗装目地
・ノンブリード性能を有しており、塗装目地も可能。
(2)シリル化アクリレート系シーリング
●耐久性
・耐久性区分1030相当の性能を有する。
●耐候性
・メタルウェザーメーター1000hr(20~30年相当)にて表面に大きなひび割れが確認されず、一般的な変性シリコーン系より良好。
●作業性
・変性シリコーン系と遜色ないという評価と標準グレード品より劣る、という評価がある。
●塗装目地
・ノンブリード性能がなく、推奨されていない。
●ガラス目地
・撥水汚染を生じず、ガラス目地に使用できる高耐久シーリング材として、シリコーン系シーリング材の用途にも期待される。
(3)シーリング材の耐久性区分、評価方法
1)JIS A5758の耐久性区分
●JIS A 1439建築用シーリング材の試験方法
①初期目地幅(12㎜)で50±1℃温水24時間
②圧縮したまま加熱168時間
・圧縮温度:耐久性区分で指定(70~100℃)
・変形率:耐久性区分で指定(10~30%)
③引張ったまま冷却24時間
・冷却温度:-10℃
・変形率:耐久性区分で指定(10~30%)
④上記サイクルを2回
⑤23±2℃で同率の圧縮・引張りの繰り返しを2000回(5±1回/分)
↓
上記を行って,異常がなければ合格。
●耐久性区分
・試験の圧縮加熱時の温度,及び圧縮・引張の変形率によって10030(温度100℃,変形率30%),9030,8020,7020,7010,9030G(ガラス用途)の6区分ある。
2)耐候性促進試験
・耐候性を検証する試験で、目地の伸縮等の動きは加味されていない。
①メタルウェザー
・光・熱・水分の負荷を与えるサイクル試験で材料の劣化を他の光源試験(キセノン等)よりも短期間で評価できる。
・負荷の度合いに統一基準がなく、集中して短期では負荷をかけるため実暴露との相関性が取りづらい。
・シーリング材は被着体部材や形状、環境に大きく左右される。
②サンシャインウエザーメーター
・太陽光・温度・湿度など屋内外の条件を人工的に再現し、製品や材料の劣化を促進させる試験。
・カーボンアーク放電時に発生する紫外線照射と槽による温度・湿度・水噴射条件により、屋外使用などで発生する劣化に対して加速評価を行う。
塗膜の劣化要因、ラジカル制御型塗料
(1)塗膜の劣化要因、ラジカルの影響
●塗料の構成要素
イ)合成樹脂(接着成分)
・アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂
ロ)溶媒(流動性)
・強溶剤、弱溶剤、水
ハ)顔料(着色、厚み、防錆等)
二)添加剤
・増粘剤、造膜助剤、各種機能性付与剤
●塗膜劣化時の変化
・紫外線・水等により樹脂が劣化
↓
有機樹脂が劣化して脱落(損耗)
着色顔料は劣化せずに残って露出
→手で触ると付着(チョーキング)
●樹脂劣化の要因
①外的要因(紫外線)
・紫外線→樹脂中の化学結合の切断
②内的要因(塗膜内で発生したラジカル)
・塗膜内で発生したラジカルが、結合剤としての役割の塗装樹脂の化学結合を切断
→塗装の結合が崩れ、塗膜自体が分解・劣化
→この作用が半永久的に継続
※ラジカルの発生要因
・紫外線による化学結合切断時
・無機顔料表面の活性化
「ラジカル」とは?
ラジカルとは、塗膜に酸素、水の存在下で紫外線が当たることにより、塗膜中の無機顔料と接触することで発生する反応性の高い物質です。ラジカルが劣化因子となり、樹脂などの有機物を分解することで塗膜は劣化していきます。
(2)ラジカル制御型塗料
1)ラジカル制御型塗料とは
・ラジカル(紫外線の影響を受けて発生する劣化因子)の発生を抑え、発生したラジカルも封じ込めることによって塗膜の劣化を抑制し、耐候性を向上させた塗料。
・シリコン樹脂系の塗料であっても、従来のシリコン樹脂系より耐候性が良く、最上位品のフッ素に迫る高耐候性を有する。
2)ラジカル発生の抑制方法
●顔料表面改質によるラジカル発生の抑制
・酸化チタンなどの顔料表面に無機シールド層を形成しラジカル発生を抑制
→さらに、有機シールド層を重ねて、耐候性を向上させる。
●発生したラジカル捕捉のためのラジカルキャッチャー
・ラジカルキャッチャーがラジカルを捕捉し無害化する。
・ラジカルキャッチャーの効果は半永久的に続く。
●塗料の構成要素
イ)合成樹脂(接着成分)
・アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂
ロ)溶媒(流動性)
・強溶剤、弱溶剤、水
ハ)顔料(着色、厚み、防錆等)
二)添加剤
・増粘剤、造膜助剤、各種機能性付与剤
●塗膜劣化時の変化
・紫外線・水等により樹脂が劣化
↓
有機樹脂が劣化して脱落(損耗)
着色顔料は劣化せずに残って露出
→手で触ると付着(チョーキング)
●樹脂劣化の要因
①外的要因(紫外線)
・紫外線→樹脂中の化学結合の切断
②内的要因(塗膜内で発生したラジカル)
・塗膜内で発生したラジカルが、結合剤としての役割の塗装樹脂の化学結合を切断
→塗装の結合が崩れ、塗膜自体が分解・劣化
→この作用が半永久的に継続
※ラジカルの発生要因
・紫外線による化学結合切断時
・無機顔料表面の活性化
「ラジカル」とは?
ラジカルとは、塗膜に酸素、水の存在下で紫外線が当たることにより、塗膜中の無機顔料と接触することで発生する反応性の高い物質です。ラジカルが劣化因子となり、樹脂などの有機物を分解することで塗膜は劣化していきます。
(2)ラジカル制御型塗料
1)ラジカル制御型塗料とは
・ラジカル(紫外線の影響を受けて発生する劣化因子)の発生を抑え、発生したラジカルも封じ込めることによって塗膜の劣化を抑制し、耐候性を向上させた塗料。
・シリコン樹脂系の塗料であっても、従来のシリコン樹脂系より耐候性が良く、最上位品のフッ素に迫る高耐候性を有する。
2)ラジカル発生の抑制方法
●顔料表面改質によるラジカル発生の抑制
・酸化チタンなどの顔料表面に無機シールド層を形成しラジカル発生を抑制
→さらに、有機シールド層を重ねて、耐候性を向上させる。
●発生したラジカル捕捉のためのラジカルキャッチャー
・ラジカルキャッチャーがラジカルを捕捉し無害化する。
・ラジカルキャッチャーの効果は半永久的に続く。
無機塗料
(1)無機塗料、無機系塗料、無機ハイブリッド塗料の違い
●無機系塗料
・ケイ素などの無機成分を主体とする合成樹脂を用いた塗料の総称。
・炭素を多く含む有機物とは違い、紫外線によって劣化しにくい特長があり、ふっ素樹脂塗料を上回る耐候性に加え、塗膜が燃えにくいという特徴がある。
●無機塗料と無機ハイブリッド塗料
・塗料に含まれる有機物の量に違いがある。
・無機ハイブリッド塗料では、有機塗料のバインダーに無機質顔料等を混合し、無機質成分の比率は約20~50%程度。
・無機塗料は強固な塗膜を得られるが、硬くて動きに追従できず割れやいというデメリットがある。
・無機ハイブリッド塗料には無機塗料よりも多くの有機物が入っているため、無機ハイブリッドの方が無機塗料よりも柔らかいという特徴がある。
(2)製品例:水性・無機塗料のタフマックスNeo
1)タフマックスNeoの特徴
紫外線に強く(無機質原料)、汚れにくく(親水性)、剥がれにくい(呼吸膜)ことに加え、耐用期間が長い高耐久性塗料。
●成分
・主成分はシリカ(結合剤)とアミン塩(触媒)、無機質添加剤並びに充填剤で構成されている。
・90~95%が無機質成分。
●紫外線や汚れに強い
・無機を主成分とするため、紫外線を原因とする色褪せや変色、チョーキング症状が発生し難い。
・静電気の発生を抑制し、ゴミやチリの付着も少なく、有機塗料に見られるコケやカビ等も抑制対応可能。
・微粒子を敷き詰めたような塗膜は親水度が高く、常に大気中の水分を吸着して薄い水膜ができている状態であり、水滴による雨筋ができず、耐自然汚染性に優れる
●剥がれ・膨れがない
・主成分がSiO2のため、塗布され硬化すると、微粒子を敷き詰めたような塗膜が生成される。
この塗膜は呼吸性に優れているため、吸湿・放湿性による高い調湿性を発揮し、有機塗料の塗膜のような遮断膜で生じる剥がれや膨れの発生を抑えられる。
●火災に強い
・炭素が微量で非危険物なので、火災に強く、有毒ガスの発生がない。
●経済性
・耐用年数が長く、維持費の削減に役立つ。
・他の塗料と比較して薄い塗膜で高い性能を発揮することができるので、使用材料も作業工程も少なく、塗布後の乾燥も早いため施工者の手間も省力化することができ、トータルで高い経済性を発揮でできる。
2)コンクリート用の用途
・塗料主成分のシリカとコンクリートのカルシウムが化学反応によりケイ酸カルシウム層を形成する
・呼吸性に優れたセラミック塗膜により、コンクリート内部の水分は外部に放出され、コンクリートの中性化と内部鉄筋の錆による爆裂を抑制する。
●マンションでの採用例
・外壁塗装(従来の有機塗料よりも耐久性が勝ると判断)
・交通量の多い国道沿いのマンション外壁(親水性塗膜で、自浄化作用を期待)
・バルコニーや共用廊下の見上げ天井(呼吸膜であり、通気性を期待)
●無機系塗料
・ケイ素などの無機成分を主体とする合成樹脂を用いた塗料の総称。
・炭素を多く含む有機物とは違い、紫外線によって劣化しにくい特長があり、ふっ素樹脂塗料を上回る耐候性に加え、塗膜が燃えにくいという特徴がある。
●無機塗料と無機ハイブリッド塗料
・塗料に含まれる有機物の量に違いがある。
・無機ハイブリッド塗料では、有機塗料のバインダーに無機質顔料等を混合し、無機質成分の比率は約20~50%程度。
・無機塗料は強固な塗膜を得られるが、硬くて動きに追従できず割れやいというデメリットがある。
・無機ハイブリッド塗料には無機塗料よりも多くの有機物が入っているため、無機ハイブリッドの方が無機塗料よりも柔らかいという特徴がある。
(2)製品例:水性・無機塗料のタフマックスNeo
1)タフマックスNeoの特徴
紫外線に強く(無機質原料)、汚れにくく(親水性)、剥がれにくい(呼吸膜)ことに加え、耐用期間が長い高耐久性塗料。
●成分
・主成分はシリカ(結合剤)とアミン塩(触媒)、無機質添加剤並びに充填剤で構成されている。
・90~95%が無機質成分。
●紫外線や汚れに強い
・無機を主成分とするため、紫外線を原因とする色褪せや変色、チョーキング症状が発生し難い。
・静電気の発生を抑制し、ゴミやチリの付着も少なく、有機塗料に見られるコケやカビ等も抑制対応可能。
・微粒子を敷き詰めたような塗膜は親水度が高く、常に大気中の水分を吸着して薄い水膜ができている状態であり、水滴による雨筋ができず、耐自然汚染性に優れる
●剥がれ・膨れがない
・主成分がSiO2のため、塗布され硬化すると、微粒子を敷き詰めたような塗膜が生成される。
この塗膜は呼吸性に優れているため、吸湿・放湿性による高い調湿性を発揮し、有機塗料の塗膜のような遮断膜で生じる剥がれや膨れの発生を抑えられる。
●火災に強い
・炭素が微量で非危険物なので、火災に強く、有毒ガスの発生がない。
●経済性
・耐用年数が長く、維持費の削減に役立つ。
・他の塗料と比較して薄い塗膜で高い性能を発揮することができるので、使用材料も作業工程も少なく、塗布後の乾燥も早いため施工者の手間も省力化することができ、トータルで高い経済性を発揮でできる。
2)コンクリート用の用途
・塗料主成分のシリカとコンクリートのカルシウムが化学反応によりケイ酸カルシウム層を形成する
・呼吸性に優れたセラミック塗膜により、コンクリート内部の水分は外部に放出され、コンクリートの中性化と内部鉄筋の錆による爆裂を抑制する。
●マンションでの採用例
・外壁塗装(従来の有機塗料よりも耐久性が勝ると判断)
・交通量の多い国道沿いのマンション外壁(親水性塗膜で、自浄化作用を期待)
・バルコニーや共用廊下の見上げ天井(呼吸膜であり、通気性を期待)
有機・無機ハイブリッド塗料
(1)有機無機ハイブリッド塗料の概要
●有機無機ハイブリッド塗料とは?
・塗料の構成要素として、シロキサン結合(Si-O-Si結合)などの無機成分を導入して設計された塗料。
●有機・無機ハイブリッド塗料の特徴、期待
・高耐候性塗料として実績のあるフッ素系樹脂塗料と同等の耐候性を有する有機・無機ハイブリッド塗料が見られるようになってきている。
・今後さらに暴露試験結果や各種物性データの蓄積が進めば、フッ素以外の高耐候性塗料の選択肢として普及が進む可能性がある。
●有機成分・無機成分について
・ハイブリッド塗料は、着色顔料や体質顔料以外の無機成分の他に塗膜性能の向上を目的として無機成分(シロキサン)を導入する。
〇有機成分
・アクリル樹脂
・ウレタン樹脂
・フッ素樹脂等
〇無機成分
・シロキサン結合(Si-O-Si結合)
・オルガノポリシロキサン等
●有機・無機ハイブリッド塗料の特徴
〇長所
・アクリル樹脂の骨格(C-C結合)と比較し、結合エネルギーが高く、高耐候性が期待できる。
・Si-O結合が網目状に形成される事から高硬度で強靭な塗膜が期待できる。
〇短所
・無機成分単独では伸張性等が得られない。
・有機・無機ハイブリッド塗料は、有機成分が伸張性や弾性を補う。
(2)製品例:セミフロンスーパーシリーズ(KFケミカル)
●成分
・耐候性に優れる無機成分オルガノポリシロキサンと4フッ化フッ素
●耐候性
・10年先、20年先まで美観(光沢)を保つ。
・紫外線や雨・風、塩害など過酷な気候条件に強いという大きなメリットがあり、長期間にわたって建築物の美観を保つことで、メンテナンス回数を確実に減らし、トータルコスト削減に貢献する。
・紫外線エネルギーに負けない、結合の強い塗料樹脂で設計されており、長期間光沢を維持する。
●耐白亜化性
・通常、塗膜の劣化は光沢低下とチョーキング現象が発生するが、セミフロンスーパーシリーズではラジカル制御技術によりチョーキング現象を抑制させ、指でこすっても大きく白くなるような変化がないため、塗替えサイクルを伸ばすことができる。
●低汚染性
・雨筋汚れや生物汚染を未然に防ぐ
・親水性塗膜であるため、空気中の塵や埃、排気ガスなどによる雨筋汚れが少なく、長期に美観が保たれる。
・防藻試験や防カビ試験において、塗膜周囲に藻やカビが生えることがなく、優れた防藻・防カビ性能を発揮する。
●フレキシブル性
・耐候性とフレキシブル性のバランスがとれた保護膜。
・しなやかな強靭さにより、ひび割れしにくく、美しさを長もちさせることができる。
●オールインワンプロセス
・一般的な塗料が3コートを要するのに対して、耐候性と付着性能を付与した特殊バインダーとの組み合せにより2コートオールインワンプロセスに対応している。
・工期を短くでき柔軟な工程管理に貢献する、コストパフォーマンスに優れた塗料。
●有機無機ハイブリッド塗料とは?
・塗料の構成要素として、シロキサン結合(Si-O-Si結合)などの無機成分を導入して設計された塗料。
●有機・無機ハイブリッド塗料の特徴、期待
・高耐候性塗料として実績のあるフッ素系樹脂塗料と同等の耐候性を有する有機・無機ハイブリッド塗料が見られるようになってきている。
・今後さらに暴露試験結果や各種物性データの蓄積が進めば、フッ素以外の高耐候性塗料の選択肢として普及が進む可能性がある。
●有機成分・無機成分について
・ハイブリッド塗料は、着色顔料や体質顔料以外の無機成分の他に塗膜性能の向上を目的として無機成分(シロキサン)を導入する。
〇有機成分
・アクリル樹脂
・ウレタン樹脂
・フッ素樹脂等
〇無機成分
・シロキサン結合(Si-O-Si結合)
・オルガノポリシロキサン等
●有機・無機ハイブリッド塗料の特徴
〇長所
・アクリル樹脂の骨格(C-C結合)と比較し、結合エネルギーが高く、高耐候性が期待できる。
・Si-O結合が網目状に形成される事から高硬度で強靭な塗膜が期待できる。
〇短所
・無機成分単独では伸張性等が得られない。
・有機・無機ハイブリッド塗料は、有機成分が伸張性や弾性を補う。
(2)製品例:セミフロンスーパーシリーズ(KFケミカル)
●成分
・耐候性に優れる無機成分オルガノポリシロキサンと4フッ化フッ素
●耐候性
・10年先、20年先まで美観(光沢)を保つ。
・紫外線や雨・風、塩害など過酷な気候条件に強いという大きなメリットがあり、長期間にわたって建築物の美観を保つことで、メンテナンス回数を確実に減らし、トータルコスト削減に貢献する。
・紫外線エネルギーに負けない、結合の強い塗料樹脂で設計されており、長期間光沢を維持する。
●耐白亜化性
・通常、塗膜の劣化は光沢低下とチョーキング現象が発生するが、セミフロンスーパーシリーズではラジカル制御技術によりチョーキング現象を抑制させ、指でこすっても大きく白くなるような変化がないため、塗替えサイクルを伸ばすことができる。
●低汚染性
・雨筋汚れや生物汚染を未然に防ぐ
・親水性塗膜であるため、空気中の塵や埃、排気ガスなどによる雨筋汚れが少なく、長期に美観が保たれる。
・防藻試験や防カビ試験において、塗膜周囲に藻やカビが生えることがなく、優れた防藻・防カビ性能を発揮する。
●フレキシブル性
・耐候性とフレキシブル性のバランスがとれた保護膜。
・しなやかな強靭さにより、ひび割れしにくく、美しさを長もちさせることができる。
●オールインワンプロセス
・一般的な塗料が3コートを要するのに対して、耐候性と付着性能を付与した特殊バインダーとの組み合せにより2コートオールインワンプロセスに対応している。
・工期を短くでき柔軟な工程管理に貢献する、コストパフォーマンスに優れた塗料。