床下地の変遷
1)概要
・現場作業の合理化と界床遮音性能の向上に向けて取り組んできた。
・初期は”木造大引・根太床工法”が使用されており、床スラブ面の不陸への対応が課題であった。
・その後、PC工法の導入に伴い躯体精度が向上し、木毛サンドイッチパネル床工法、直床工法が行われるようになった。
●床の遮音性能
・重量床衝撃音については、主に床スラブ厚で確保し、軽量床衝撃音については、仕上材と床下地材の対応での開発が行われてきた。
・現在は”乾式遮音二重床工法”が主に使われている。
2)床下地の工法の種類、変遷
①木造大引・根太床工法
・1955~1973年頃
・スラブ面の不陸や床下配管のために部材を削り、パッキンで調整したため、きしみ音を発生する要因となった。
・飼いモルタル→大引→アンカーボルト→根太→表面仕上げ材
②木毛サンドイッチパネル床工法
・1974~1976年
・敷きモルタル→PC大引→木毛サンドイッチパネル→表面仕上げ材
③置床工法
・1977~1984年
・ゴム脚→支持ボルト→パーティクルサンドパネル→積層フローリングボード
④直床工法
・1979~2007年
・重量床衝撃音に対する遮音性に優れ、コストも安かったので、特にカーペットを床仕上げとした昭和50年代の分譲住宅に多く使用されていた。
・増打コンクリート(t50)、配管ピット→セルフレベリング材(t10)→表面仕上げ材
⑤発泡プラスチック床工法
・1985年~
・二層の発泡プラスチック系の緩衝材をレベル調整剤の上に敷き並べ、フローリング仕上げなどを行う工法。
・レベル調整材→発泡プラスチック系緩衝パネル→発泡プラスチック系パネル→木質系床材
⑥置床工法(乾式遮音二重床工法)
・1985年~
・フローリング仕上げ材を支えるパーティクルボード、支持ボルト、ゴム脚などで構成されている。
・軽量床衝撃音性能や施工性に優れ、床下の配管も容易であるため、現在でも居室を含め広く使われている。
・ゴム脚→支持ボルト→床下地材→木質系床材
・現場作業の合理化と界床遮音性能の向上に向けて取り組んできた。
・初期は”木造大引・根太床工法”が使用されており、床スラブ面の不陸への対応が課題であった。
・その後、PC工法の導入に伴い躯体精度が向上し、木毛サンドイッチパネル床工法、直床工法が行われるようになった。
●床の遮音性能
・重量床衝撃音については、主に床スラブ厚で確保し、軽量床衝撃音については、仕上材と床下地材の対応での開発が行われてきた。
・現在は”乾式遮音二重床工法”が主に使われている。
2)床下地の工法の種類、変遷
①木造大引・根太床工法
・1955~1973年頃
・スラブ面の不陸や床下配管のために部材を削り、パッキンで調整したため、きしみ音を発生する要因となった。
・飼いモルタル→大引→アンカーボルト→根太→表面仕上げ材
②木毛サンドイッチパネル床工法
・1974~1976年
・敷きモルタル→PC大引→木毛サンドイッチパネル→表面仕上げ材
③置床工法
・1977~1984年
・ゴム脚→支持ボルト→パーティクルサンドパネル→積層フローリングボード
④直床工法
・1979~2007年
・重量床衝撃音に対する遮音性に優れ、コストも安かったので、特にカーペットを床仕上げとした昭和50年代の分譲住宅に多く使用されていた。
・増打コンクリート(t50)、配管ピット→セルフレベリング材(t10)→表面仕上げ材
⑤発泡プラスチック床工法
・1985年~
・二層の発泡プラスチック系の緩衝材をレベル調整剤の上に敷き並べ、フローリング仕上げなどを行う工法。
・レベル調整材→発泡プラスチック系緩衝パネル→発泡プラスチック系パネル→木質系床材
⑥置床工法(乾式遮音二重床工法)
・1985年~
・フローリング仕上げ材を支えるパーティクルボード、支持ボルト、ゴム脚などで構成されている。
・軽量床衝撃音性能や施工性に優れ、床下の配管も容易であるため、現在でも居室を含め広く使われている。
・ゴム脚→支持ボルト→床下地材→木質系床材
床仕上げの変遷
1)概要
・施工の合理化や床遮音性能向上のため、床下地工法そのものが大きく変り、これに伴って床仕上げ材も木質系床材だけでなく、カーペットや合成樹脂系床材なども使われるようになった。
2)床仕上げの工法の種類、変遷
①カーペット
・1975年頃から直床工法の仕上材として、居間や個室に多く使用された。
・費用対効果を考慮して、タフテッドカーペットを採用していたが、ダニの発生や汚れ、日焼け、家具跡等の問題から使用されなくなった。
※タフテッドカーペット:基布に刺繍のようにミシン針でパイルを刺し込む機械刺しで、パイルの抜けを防ぐために、裏面に接着材をコーティングしパイルを裏面から固定したカーペット。
②合成樹脂系床材(ビニル床シート)
・昭和50年代にクッションフロアが水まわりを中心に多用された。
・現在は、玄関、洗面脱衣室、便所等に使用されている。
・公共住宅建設工事共通仕様書では、ビニル床シートと表現しており、ビニル層の中に発泡層を有する1,2,3種と発泡層を有しないビニル層単一層で構成する4,5種に分かれている。
③木質系床材
・従前は、檜、ぶな、なら材などによる積層フローリングであったが、これら樹種の材料入手難等もあって、合板などの基材の表面に薄くスライスした木(化粧単板)を表・裏面に貼り合わせてつくられた複合フローリングが一般的になっている。
・近年では、特殊加工化粧複合フローリングが多く採用されている。
・施工の合理化や床遮音性能向上のため、床下地工法そのものが大きく変り、これに伴って床仕上げ材も木質系床材だけでなく、カーペットや合成樹脂系床材なども使われるようになった。
2)床仕上げの工法の種類、変遷
①カーペット
・1975年頃から直床工法の仕上材として、居間や個室に多く使用された。
・費用対効果を考慮して、タフテッドカーペットを採用していたが、ダニの発生や汚れ、日焼け、家具跡等の問題から使用されなくなった。
※タフテッドカーペット:基布に刺繍のようにミシン針でパイルを刺し込む機械刺しで、パイルの抜けを防ぐために、裏面に接着材をコーティングしパイルを裏面から固定したカーペット。
②合成樹脂系床材(ビニル床シート)
・昭和50年代にクッションフロアが水まわりを中心に多用された。
・現在は、玄関、洗面脱衣室、便所等に使用されている。
・公共住宅建設工事共通仕様書では、ビニル床シートと表現しており、ビニル層の中に発泡層を有する1,2,3種と発泡層を有しないビニル層単一層で構成する4,5種に分かれている。
③木質系床材
・従前は、檜、ぶな、なら材などによる積層フローリングであったが、これら樹種の材料入手難等もあって、合板などの基材の表面に薄くスライスした木(化粧単板)を表・裏面に貼り合わせてつくられた複合フローリングが一般的になっている。
・近年では、特殊加工化粧複合フローリングが多く採用されている。
内装壁・天井仕上げの変遷
(1)壁の下地・仕上げ
1)概要
・住戸内の間仕切りは、コンクリート壁と間仕切り壁から構成される。
・コンクリート壁の仕上材は、合板型枠の採用による躯体精度の向上に伴い、プラスター塗りやモルタル塗りなどの湿式工法からビニルクロス直張りに変化し、施工性が向上した。
2)壁下地工法の種類、変遷
①在来木造軸組工法
・UR賃貸住宅では木造間仕切り壁が中心であり、一般的な製材のほか単板積層材(LVL)なども使用されている。
・木造間仕切り壁は通常加工から組立までそのほとんどが現場作業。
②LGS下地(軽量鉄骨壁下地)
・LGS下地は、間柱に相当するスタッドと土台・頭つなぎに相当するランナーによって構成される。
・LGSは木材に比べて長い部材が制作でき、材質上製品の精度が高く、湿度などによる狂いや変形が生じにくい。
・当初は超高層住宅等に限って採用されていたが、最近では多く採用されるようになった。
3)仕上材の種類、変遷
①プラスター塗り仕上げ
・昭和30年代の代表的工法であったが、その後、躯体精度の向上、乾式工法への移行により、姿を消した。
②ビニールクロス張り仕上げ
・以前ピンホールの発生しやすいコンクリート下地(MF工法など)の直仕上げ材として化繊クロス(アンダリアクロス)が使用されていた。
・現在ではセメントフィラーの採用による下地処理精度が向上し、色柄選択の幅が広いビニルクロスとなっている。
(2)天井仕上げ
1)概要
・一般階の天井仕上は、当初モルタル塗りの上、プラスター吹付であった。
・躯体精度の向上に伴い、ひる石等の吹付け工法となった。
・現在では、ビニルクロス直張りが主流となっている。
①ひる石天井
・居室等の天井仕上材としての”ひる石”は軽量で吸音・調湿性もあり、シームレスに仕上がるということで、昭和40年代に大量に使用された。しかし、入居後、経年とともに”ひる石”が落ちることもあり、現在新築では使用されていない。
・現在では、ひる石天井の改修工法として、膜天井が採用されている。
・工事共通仕様書においては、各年代毎に”パーミキュライト吹付”、”軽量骨材吹付”という名称であった。
②ビニルクロス張り
・コンクリート下地の精度向上により躯体工法に関係なく、現在の標準的な天井仕上げとなっている。
1)概要
・住戸内の間仕切りは、コンクリート壁と間仕切り壁から構成される。
・コンクリート壁の仕上材は、合板型枠の採用による躯体精度の向上に伴い、プラスター塗りやモルタル塗りなどの湿式工法からビニルクロス直張りに変化し、施工性が向上した。
2)壁下地工法の種類、変遷
①在来木造軸組工法
・UR賃貸住宅では木造間仕切り壁が中心であり、一般的な製材のほか単板積層材(LVL)なども使用されている。
・木造間仕切り壁は通常加工から組立までそのほとんどが現場作業。
②LGS下地(軽量鉄骨壁下地)
・LGS下地は、間柱に相当するスタッドと土台・頭つなぎに相当するランナーによって構成される。
・LGSは木材に比べて長い部材が制作でき、材質上製品の精度が高く、湿度などによる狂いや変形が生じにくい。
・当初は超高層住宅等に限って採用されていたが、最近では多く採用されるようになった。
3)仕上材の種類、変遷
①プラスター塗り仕上げ
・昭和30年代の代表的工法であったが、その後、躯体精度の向上、乾式工法への移行により、姿を消した。
②ビニールクロス張り仕上げ
・以前ピンホールの発生しやすいコンクリート下地(MF工法など)の直仕上げ材として化繊クロス(アンダリアクロス)が使用されていた。
・現在ではセメントフィラーの採用による下地処理精度が向上し、色柄選択の幅が広いビニルクロスとなっている。
(2)天井仕上げ
1)概要
・一般階の天井仕上は、当初モルタル塗りの上、プラスター吹付であった。
・躯体精度の向上に伴い、ひる石等の吹付け工法となった。
・現在では、ビニルクロス直張りが主流となっている。
①ひる石天井
・居室等の天井仕上材としての”ひる石”は軽量で吸音・調湿性もあり、シームレスに仕上がるということで、昭和40年代に大量に使用された。しかし、入居後、経年とともに”ひる石”が落ちることもあり、現在新築では使用されていない。
・現在では、ひる石天井の改修工法として、膜天井が採用されている。
・工事共通仕様書においては、各年代毎に”パーミキュライト吹付”、”軽量骨材吹付”という名称であった。
②ビニルクロス張り
・コンクリート下地の精度向上により躯体工法に関係なく、現在の標準的な天井仕上げとなっている。
断熱工法の変遷
1)概要
・RC造の集合住宅における結露は、断熱性能の確保の問題だけでなく、室内の気密性向上、生活の変化における室内水蒸気発生量の増加、壁仕上げ材の吸放湿特性の低下などが相互に関係しあっている。
・当初の防露対策の部位は、結露の発生しやすい北側の居室や妻住戸の外壁面、また外壁に面した押入部分に限定されていた。
・1980年からは、住戸の全外壁面に、さらに1995年からは北側居室の結露のおそれがある天井部分にそれぞれ断熱措置が施されるようになった。
・2003年からは、日本住宅性能表示制度に準拠した省エネルギー対策(温熱環境)等級4を満たすよう断熱措置を行い断熱補強などが必要となった。
・断熱工法、は1980年頃まではG1工法も採用していたが、躯体精度の向上、接着方法の改良によりS1工法が主流になり、現在に至る。
2)断熱工法の種類、変遷
①G1工法
・1967~1980年頃
・断熱材にロックウールまたはグラスウールを使用した工法。
・壁面制度の比較的悪い在来工法の躯体面に採用されたが、その後、面内結露の問題と躯体精度の向上により使われなくなった。
②S1工法
・1967年頃~
・押出発泡ポリスチレンフォーム成形版を合板または石こうボードに裏打ちしたものを壁面に接着する工法。
・1980年頃から在来工法の躯体面に採用され、現在は標準工法になっている。
・最近は、仕上の石こうボードと断熱材が一体になったFP(G)(発泡プラスチック保温材裏打ち石こうボード)を用いることも多い。
イ)S1-F工法(先打込み工法)
・型枠に断熱材を張った上でコンクリートを打設。
・コンクリートにジャンカが入るなどの不具合が起こりやすい欠点があり、現在はほとんど使用されていない。
ロ)S1-RC工法(あと張り工法)
・コンクリート壁に断熱材を張る。
・最近は、仕上げの石こうボード断熱材が一体になったFP(G)(発泡プラスチック保温材裏打ち石こうボード)を用いることも多い。
・特記がない限り、S1-RC工法を採用している。
③吹付け工法(現場発泡工法)
・超高層住宅やポリスチレンフォームがうまく張れない(S1工法が採用できない)場所に”建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム”をパネルや石こうボードに吹付ける工法。
・超高層以外では、外壁パネルの設置金具などがある場合も吹付け工法を用いている。
3)天井断熱(熱橋補強)
①~1995年頃
・外壁に接する押入れ部分の天井は、熱橋で結露が生じるため、その冷域部分に断熱措置を講じていた。
②1995年~
・北側居室の天井冷域にも断熱を行っている。
③1999年~
・次世代省エネ基準により、熱橋の断熱補強を拡充。
④2003年~
・仕様規定により、南側天井にも断熱を行った。
⑤2009年~
・次世代省エネ基準の評価基準改正により、断熱補強が不要と判断される範囲については、断熱補強の緩和を実施。
⑥2009年~
・断熱計算によって不要と診断された場合でも、最上階の南側天井、各階北側の天井、床、押入、水廻り等については、結露対策として断熱補強を実施している。
●最上階の天井の内断熱
・最上階住戸の天井断熱を兼ねた仕上げ材として、室内側の屋根スラブ下面に化粧断熱板を直張りする工法が昭和40年代の一時期採用されたが、外断熱アスファルト防水工法の採用によって姿を消した。
4)2022年以降のUR賃貸住宅における断熱・省エネ対策
・2022年度以降に設計着手する住宅において、住宅性能水準を引き上げた。
●等級
・断熱等性能等級:等級5
・一次エネルギー消費量性能等級:等級5以上
●主な省エネ対策
〇断熱
・サッシ:アルミ樹脂複合サッシ
・ガラス:複層Low-E
・玄関ドア:JIS等級H3
・屋根断熱材の厚み:50㎜
・北側・南側居室の天井・床・収納・水廻り等の冷域に断熱を行う。
〇省エネ
・照明:人感センサー付き照明(玄関)
・LED照明、潜熱回収型給湯器、エアコン等
・RC造の集合住宅における結露は、断熱性能の確保の問題だけでなく、室内の気密性向上、生活の変化における室内水蒸気発生量の増加、壁仕上げ材の吸放湿特性の低下などが相互に関係しあっている。
・当初の防露対策の部位は、結露の発生しやすい北側の居室や妻住戸の外壁面、また外壁に面した押入部分に限定されていた。
・1980年からは、住戸の全外壁面に、さらに1995年からは北側居室の結露のおそれがある天井部分にそれぞれ断熱措置が施されるようになった。
・2003年からは、日本住宅性能表示制度に準拠した省エネルギー対策(温熱環境)等級4を満たすよう断熱措置を行い断熱補強などが必要となった。
・断熱工法、は1980年頃まではG1工法も採用していたが、躯体精度の向上、接着方法の改良によりS1工法が主流になり、現在に至る。
2)断熱工法の種類、変遷
①G1工法
・1967~1980年頃
・断熱材にロックウールまたはグラスウールを使用した工法。
・壁面制度の比較的悪い在来工法の躯体面に採用されたが、その後、面内結露の問題と躯体精度の向上により使われなくなった。
②S1工法
・1967年頃~
・押出発泡ポリスチレンフォーム成形版を合板または石こうボードに裏打ちしたものを壁面に接着する工法。
・1980年頃から在来工法の躯体面に採用され、現在は標準工法になっている。
・最近は、仕上の石こうボードと断熱材が一体になったFP(G)(発泡プラスチック保温材裏打ち石こうボード)を用いることも多い。
イ)S1-F工法(先打込み工法)
・型枠に断熱材を張った上でコンクリートを打設。
・コンクリートにジャンカが入るなどの不具合が起こりやすい欠点があり、現在はほとんど使用されていない。
ロ)S1-RC工法(あと張り工法)
・コンクリート壁に断熱材を張る。
・最近は、仕上げの石こうボード断熱材が一体になったFP(G)(発泡プラスチック保温材裏打ち石こうボード)を用いることも多い。
・特記がない限り、S1-RC工法を採用している。
③吹付け工法(現場発泡工法)
・超高層住宅やポリスチレンフォームがうまく張れない(S1工法が採用できない)場所に”建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム”をパネルや石こうボードに吹付ける工法。
・超高層以外では、外壁パネルの設置金具などがある場合も吹付け工法を用いている。
3)天井断熱(熱橋補強)
①~1995年頃
・外壁に接する押入れ部分の天井は、熱橋で結露が生じるため、その冷域部分に断熱措置を講じていた。
②1995年~
・北側居室の天井冷域にも断熱を行っている。
③1999年~
・次世代省エネ基準により、熱橋の断熱補強を拡充。
④2003年~
・仕様規定により、南側天井にも断熱を行った。
⑤2009年~
・次世代省エネ基準の評価基準改正により、断熱補強が不要と判断される範囲については、断熱補強の緩和を実施。
⑥2009年~
・断熱計算によって不要と診断された場合でも、最上階の南側天井、各階北側の天井、床、押入、水廻り等については、結露対策として断熱補強を実施している。
●最上階の天井の内断熱
・最上階住戸の天井断熱を兼ねた仕上げ材として、室内側の屋根スラブ下面に化粧断熱板を直張りする工法が昭和40年代の一時期採用されたが、外断熱アスファルト防水工法の採用によって姿を消した。
4)2022年以降のUR賃貸住宅における断熱・省エネ対策
・2022年度以降に設計着手する住宅において、住宅性能水準を引き上げた。
●等級
・断熱等性能等級:等級5
・一次エネルギー消費量性能等級:等級5以上
●主な省エネ対策
〇断熱
・サッシ:アルミ樹脂複合サッシ
・ガラス:複層Low-E
・玄関ドア:JIS等級H3
・屋根断熱材の厚み:50㎜
・北側・南側居室の天井・床・収納・水廻り等の冷域に断熱を行う。
〇省エネ
・照明:人感センサー付き照明(玄関)
・LED照明、潜熱回収型給湯器、エアコン等
計画修繕
1)これまでの計画的修繕で実施してきた主な項目
〇ひる石天井修繕
・ 概ね25年以上経過した住宅で、台所および台所に隣接する居室等のひる石天井を膜天井工法により修繕を行う
〇浴室扉取替
・概ね20年以上経過した木製扉で、腐食等の著しいものをアルミ製扉に取替
〇鋼製物干金物取替
・概ね18年以上経過したバルコニー天井付け鋼製物干金物で腐食等の著しいものをアルミ製(自在型)に取替
〇ひる石天井修繕
・ 概ね25年以上経過した住宅で、台所および台所に隣接する居室等のひる石天井を膜天井工法により修繕を行う
〇浴室扉取替
・概ね20年以上経過した木製扉で、腐食等の著しいものをアルミ製扉に取替
〇鋼製物干金物取替
・概ね18年以上経過したバルコニー天井付け鋼製物干金物で腐食等の著しいものをアルミ製(自在型)に取替
改良工事
(1)壁修繕
1)室内壁塗装
・玄関、台所、洗面所で、概ね15年以上経過した住宅を対象に行われる塗替え修繕。
・室内の廻り縁等木部、ボード面及びモルタル面については、有光沢フレックスエマルションペイント(FEP-Ⅱ)にて修繕する。
2)壁紙張り工事
・室内壁には、合板、石こうボード、コンクリート、プラスター等の仕上げがあり既存の仕上げの種類により下地処理方法が異なる。
(2)天井修繕
1)膜天井工法
・既存のひる石天井をビニルシートで覆う工法として、1992年から採用したもの。
・作業中の養生がほとんど不要で、かつ作業も短時間で終えることができる。
・材料は無方向伸縮性のある軟質ポリ塩化ビニル樹脂製(つや消しタイプ)で、防炎性能やガス有害性試験をクリアしたものを採用している。
・工法は既存の天井回り縁に専用回り縁を取付け、これにシートを引っ掛け、膜天井を形成する。
・2011年には、内装制限を受ける部分は固定金物を用いて既存天井面にグラスウールを設置する難燃仕様を追加した。
2)ボード天井
・高さ31mを超え、内装制限を受ける住宅を対象に、膜天井に代わる工法として1993年から採用したもの。
・材料は片面化粧表面材付き硬質イソシアヌレートフォーム製の難燃天井ボード。
・工法は1室(6帖程度)を3枚の大型のボードで張り上げるもので、膜天井と同様、作業性の良い工法といえる。
・2011年に製造所からの資材供給停止により廃止された。
(3)床修繕
1)和室の洋室化
・「遮音置敷き床工法」と「乾式遮音二重床下地張り工法」があり、既存下地の劣化状況等にあわせて選択できるようにしている。
①遮音置敷き床工法
・畳下地が木材を組み上げた根太組みである場合、畳下地の荒床までを残したまま洋室化を図る工法として、2005年より採用している。
・合板とポリスチレンボードで構成される床下地材と緩衝材付きの化粧木質系床材を敷き込むことで、畳とフローリングの厚みの差を調整しつつ、遮音性能を確保している。
・2020年より、畳下地が発泡プラスチック系パネルの場合や畳がスラブに直置きされている場合の洋室化にも適用範囲を拡大した。
②乾式遮音二重床下地張り工法
・遮音性能(軽量床衝撃音)や施工性に優れ、床下配管の施工が容易なため、新築住宅で広く使われている。
・既存住宅の改修において、畳と同等以上の遮音性能を担保できることを確認し、2011年より畳下地も撤去して洋室化する改修工法として追加した。
2)フローリングの増張り
・板張り(フローリングボード、フローリングブロック、モザイクパーケットなど)のDK等の床は、古い板張りの上に、新しい特殊加工化粧床材(木質系、ビニル系)を張り付ける修繕を行っている。
・床材の増張りにより、敷居との小段差(5mm程度)を解消し、空間的な一体感を確保して、住戸内のバリアフリー性能の向上を図っている。
(4)水まわりの修繕
1)浴室壁のタイル張り
・メインストックの浴室壁は、塗装仕上げが一般的であったが、見映え向上を図るグレードアップのため、塗膜を除去しタイルを張る。
2)浴室床のタイル張り
・浴槽のまたぎ高さを緩和するために、モルタルを増打ちし、その上にタイルを張る。
3)浴室天井のパネル化
・コンクリート素地やモルタルに塗装仕上げを施した浴室天井の経年劣化対策として、アルミ樹脂複合パネルによる二重天井に改修する場合がある。
4)洗濯機排水
・洗面所に洗濯機置き場と洗濯機用分岐水栓を設置。
・洗濯排水を浴室へ流せるように壁又は浴室ドアを改造し開口部を設け、間接排水が行えるようにしたり、直接排水が可能な住戸についてはミニ防水パンの設置を行っている。
1)室内壁塗装
・玄関、台所、洗面所で、概ね15年以上経過した住宅を対象に行われる塗替え修繕。
・室内の廻り縁等木部、ボード面及びモルタル面については、有光沢フレックスエマルションペイント(FEP-Ⅱ)にて修繕する。
2)壁紙張り工事
・室内壁には、合板、石こうボード、コンクリート、プラスター等の仕上げがあり既存の仕上げの種類により下地処理方法が異なる。
(2)天井修繕
1)膜天井工法
・既存のひる石天井をビニルシートで覆う工法として、1992年から採用したもの。
・作業中の養生がほとんど不要で、かつ作業も短時間で終えることができる。
・材料は無方向伸縮性のある軟質ポリ塩化ビニル樹脂製(つや消しタイプ)で、防炎性能やガス有害性試験をクリアしたものを採用している。
・工法は既存の天井回り縁に専用回り縁を取付け、これにシートを引っ掛け、膜天井を形成する。
・2011年には、内装制限を受ける部分は固定金物を用いて既存天井面にグラスウールを設置する難燃仕様を追加した。
2)ボード天井
・高さ31mを超え、内装制限を受ける住宅を対象に、膜天井に代わる工法として1993年から採用したもの。
・材料は片面化粧表面材付き硬質イソシアヌレートフォーム製の難燃天井ボード。
・工法は1室(6帖程度)を3枚の大型のボードで張り上げるもので、膜天井と同様、作業性の良い工法といえる。
・2011年に製造所からの資材供給停止により廃止された。
(3)床修繕
1)和室の洋室化
・「遮音置敷き床工法」と「乾式遮音二重床下地張り工法」があり、既存下地の劣化状況等にあわせて選択できるようにしている。
①遮音置敷き床工法
・畳下地が木材を組み上げた根太組みである場合、畳下地の荒床までを残したまま洋室化を図る工法として、2005年より採用している。
・合板とポリスチレンボードで構成される床下地材と緩衝材付きの化粧木質系床材を敷き込むことで、畳とフローリングの厚みの差を調整しつつ、遮音性能を確保している。
・2020年より、畳下地が発泡プラスチック系パネルの場合や畳がスラブに直置きされている場合の洋室化にも適用範囲を拡大した。
②乾式遮音二重床下地張り工法
・遮音性能(軽量床衝撃音)や施工性に優れ、床下配管の施工が容易なため、新築住宅で広く使われている。
・既存住宅の改修において、畳と同等以上の遮音性能を担保できることを確認し、2011年より畳下地も撤去して洋室化する改修工法として追加した。
2)フローリングの増張り
・板張り(フローリングボード、フローリングブロック、モザイクパーケットなど)のDK等の床は、古い板張りの上に、新しい特殊加工化粧床材(木質系、ビニル系)を張り付ける修繕を行っている。
・床材の増張りにより、敷居との小段差(5mm程度)を解消し、空間的な一体感を確保して、住戸内のバリアフリー性能の向上を図っている。
(4)水まわりの修繕
1)浴室壁のタイル張り
・メインストックの浴室壁は、塗装仕上げが一般的であったが、見映え向上を図るグレードアップのため、塗膜を除去しタイルを張る。
2)浴室床のタイル張り
・浴槽のまたぎ高さを緩和するために、モルタルを増打ちし、その上にタイルを張る。
3)浴室天井のパネル化
・コンクリート素地やモルタルに塗装仕上げを施した浴室天井の経年劣化対策として、アルミ樹脂複合パネルによる二重天井に改修する場合がある。
4)洗濯機排水
・洗面所に洗濯機置き場と洗濯機用分岐水栓を設置。
・洗濯排水を浴室へ流せるように壁又は浴室ドアを改造し開口部を設け、間接排水が行えるようにしたり、直接排水が可能な住戸についてはミニ防水パンの設置を行っている。