再販業者の販売物件を判断基準にして中古物件(仲介)を探す方法

●インターネット公開物件情報は売主の言値
 
勧誘ではなく自分で物件を探す際にはインターネットで公開されている物件の情報を検索して調べています。
 
ただ、インターネット上で公開されている物件の価格は売主の言値なので値段の妥当性がいまいちよく分かりません。何か理由があって高いのか安いのか?
 
ただ単に売主の都合の値段にすぎないのか?自分が安いなと思っても、売れ残っているということは何か問題がある物件なのかな?とか。
 
●再販業者の価格は相場価格に近いと想定
 
そこで私は再販業者の販売価格を基準にしてインターネット公開物件(仲介物件)の判断材料にしています。
 
再販業者はおそらく、実際に売れる値段(相場価格)から、仕入れ経費、自社の利益分を差し引いて逆算して物件を仕入れているかと思いますので、ある程度相場に近い価格になっていると思っているからです。
 
●再販業者が販売している物件(建物)は相対的に安心できると想定
 
これで価格に関しては基準となる材料ができます。ただそれだけでは選定する事ができません。
 
その物件の建物管理の状況や周辺環境の特殊事情、開発業者に関する情報等マイナス要因があるかもしれないからです。
そのあたりの情報は、なかなか私レベルの知識・経験では判断できません。
 
そこでまた再販業者が販売している情報を利用します。
再販業者は、一度自社で買い取っていますので、当然そのあたりの状況は専門のスタッフが入念にチェックしているはずです。
 
具体的な選定手順としては、
①まずは、再販業者の販売情報をこまめにチェックして相場観をつける。
 
②インターネットで公開されている仲介物件の情報を調べ、相場より安い物件をピックアップする。
 
③その物件が過去に再販業者で販売されいる物件と部屋違いの同じマンションだったら、建物、価格の両方の面で相対的に安心できるので、買いと判断する。
 
となります。
 
●建物がしっかりして安い物件は人気があります
 
この条件を満たす物件はそう多くはありませんでしたが、こまめに地道に探していくとちょこちょこ見つかりました。
 
半年ぐらいの間に3回ぐらいでしたでしょうか。
ただ、そういった物件は他の人にとっても魅力的な物件ですので、問い合わせたらすでに成約されていたり、一番手で購入申込みを入れても現金買いの申込者に負けてしまったりと。
しっかりした物件を安く買うのはなかなか難しいです。

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