東京２３区のしっかりとしたワンルームマンションをしっかりとした管理会社が妥当な条件で募集した場合、どのくらいの空室期間になっているのか調べてみました。さらに賃貸管理会社毎でどの程度差があるものなのか比べています。
●調査方法
・対象賃貸管理会社
私が実際に関わった事があって信頼でき、自社管理物件用の入居者募集サイトを持っている会社を選択。その会社が販売した物件が大半なので、しっかりした物件である可能性が高いと思っています。募集条件や入居者募集活動も私の経験上適切に行われていると判断している会社です。
・物件のタイプ：マンション
・間取り：ワンルーム、1K、1DK、1LDK
・立地：東京２３区内
・空室期間の求め方
一週間毎にその賃貸管理会社の入居者募集サイトから情報を取得し、”即入居可”の状態で最初に検索された日にちと情報が削除された日にちの差分から求めています。
一週間ごとに情報を取得しているので開始と終了あわせて最大２週間ぐらいの誤差が発生する可能性があります。
一般の賃貸サイトだと１物件に対し複数の仲介会社が広告を重複して載せていることがあり、会社によっては成約後も情報が削除されていない事がありますが、調査対象の会社は情報管理がしっかりしている会社なのでそのようなことは無いと考えています。
●調査結果（画像をクリックすると大きく表示されます。）
注）礼金とフリーレントについて
ここでは、募集開始から募集終了までの期間を空室期間としてグラフ化していますが、礼金の有無、フリーレントの設定によって実際に口座に賃料が振り込まれるまでの期間が異なってきます。そこで参考のため、礼金についてはグラフ内に礼金がゼロの物件の割合も示しました。
フリーレントについては、データ収集できていませんが、B社は会社としてフリーレントの設定を推奨しているので、実際の入金までの期間ということではもう少し長くなると思います。A社とC社は、フリーレントはほとんど設定していないと思われます。
中古ワンルームマンション投資会社A管理物件の空室期間（2000年以前の三点ユニット物件）
中古ワンルームマンション投資会社A管理物件の空室期間（2000年以降のトイレ・バス別物件）
中古、新築ワンルームマンション投資会社B管理物件の空室期間（2000年以前の三点ユニット物件）
中古、新築ワンルームマンション投資会社B管理物件の空室期間（2000年以降のトイレ・バス別物件）
新築ワンルームマンション投資会社C管理物件の空室期間（2000年以前の三点ユニット物件）
新築ワンルームマンション投資会社C管理物件の空室期間（2000年以降のトイレ・バス別物件）
調査結果の所見
・2013年9月の入居者募集物件の空室期間