※他の参考記事
・エレベーターの種類と特徴、構成要素の概要
・エレベーターの構造、制御器、安全装置の規定
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修繕工事の概要
●一般的な修繕周期
・26~32年程度。
・日常のメンテナンスの状況により実施時期を検討する。
●工事の概要
・ロープ、モーター、巻上げ機、カゴ、扉等のエレベーター設備の劣化・損傷箇所の修繕、取替え工事。
・26~32年程度。
・日常のメンテナンスの状況により実施時期を検討する。
●工事の概要
・ロープ、モーター、巻上げ機、カゴ、扉等のエレベーター設備の劣化・損傷箇所の修繕、取替え工事。
性能をグレードアップ
●乗り心地向上、故障減少
・電動機をインバーターマイコン制御方式のものに取替え、振動・騒音の低減により乗り心地を向上させることや、故障を減少させる。
●消費電力低減、スピードアップ
・ヘリカルギヤを採用したものに取替え、消費電力を低減することや、スピードアップにより待ち時間を削減することができるタイプのものに取替え。
●安全性の向上
①戸開走行保護装置
・戸が閉じる前にカゴが昇降した場合に、自動的にカゴを制止する。
②地震管制運転装置
・地震の揺れを機械室の感知器が検出し、エレベーターを速やかに最寄り階で停止させドアを開く。
③火災管制運転装置
・火災時にエレベーターを避難階に直行させ運転を休止させる。
④停電時自動着床装置
・停電時にバッテリーでエレベーターを最寄り階まで自動運転する。
⑤防犯用監視カメラ
・かご天井部にカメラを設置し、かご内の状況を管理事務室のモニターで、監視やビデオテープに記録。
⑥防犯用窓ガラス
・エレベーター扉に窓ガラスを取り付け、エレベーターの内外からみることができる。
※エレベーター扉に窓ガラスを取り付ける場合は、防火区画の問題をクリアする必要がある。
⑦遠隔監視装置
・電話回線を通じて、保守会社にエレベーターの異常を知らせる。
・電動機をインバーターマイコン制御方式のものに取替え、振動・騒音の低減により乗り心地を向上させることや、故障を減少させる。
●消費電力低減、スピードアップ
・ヘリカルギヤを採用したものに取替え、消費電力を低減することや、スピードアップにより待ち時間を削減することができるタイプのものに取替え。
●安全性の向上
①戸開走行保護装置
・戸が閉じる前にカゴが昇降した場合に、自動的にカゴを制止する。
②地震管制運転装置
・地震の揺れを機械室の感知器が検出し、エレベーターを速やかに最寄り階で停止させドアを開く。
③火災管制運転装置
・火災時にエレベーターを避難階に直行させ運転を休止させる。
④停電時自動着床装置
・停電時にバッテリーでエレベーターを最寄り階まで自動運転する。
⑤防犯用監視カメラ
・かご天井部にカメラを設置し、かご内の状況を管理事務室のモニターで、監視やビデオテープに記録。
⑥防犯用窓ガラス
・エレベーター扉に窓ガラスを取り付け、エレベーターの内外からみることができる。
※エレベーター扉に窓ガラスを取り付ける場合は、防火区画の問題をクリアする必要がある。
⑦遠隔監視装置
・電話回線を通じて、保守会社にエレベーターの異常を知らせる。
リニューアル
●概要、注意点
・ロープ式エレベーターや油圧式エレベーターは、エレベーターシャフト上部の屋上や地上部分に専用機械室を設ける必要があったが、近ごろでは、専用機械室を必要としないマシンルームレスエレベーターが普及している。
・エレベーターの取替えに併せて、インバーター制御方式の電動機へのグレードアップを行い、省エネ、省力化、省保守化を図ることが考えられる。
・安全性向上のため、耐震対策、戸開走行保護装置等の付加を検討する。
※建築基準法施行令の一部を改正する政令の概要(平成21年9月28日施行)
・それ以前に設置されたエレベーターについて全撤去、準撤去等の確認申請が必要な改修を行う場合、現行法に適合することが求められる。
〇戸開走行保護装置の設置義務付け
・エレベーターの駆動装置や制御器に故障が生じたときに自動的にかごを制止する安全装置の設置を義務付け。
〇地震時等管制運転装置の設置義務付け
・地震時等による揺れを検知して、自動的にかごを昇降路の出入口の戸の位置に停止させ、戸を開くなどの安全装置の設置を義務付け。
●改良工事の方法
①完全撤去・新設
・エレベーターの全構成機器を撤去し、全て最新機種等に取替える方法。
・エレベーターシャフトの大きさを変更する必要がある場合(既存エレベーターシャフトでは車いす仕様にするスペースが不足する場合等)には、この方法を採る必要がある。
②準撤去・新設
・建物に固定されたマシンビーム、カウンターウェイト(錘)、ガードレール、乗り場三方枠等の機器等については再使用し、巻上げ機、制御盤、ロープ、かご室、乗り場扉等を最新機種等に取替える方法。
・交換対象機器:制御盤、モーター、巻上機、調速機、主ロープ、非常停止装置、緩衝機、かご室、かご戸、のりば戸
③分割改修・準撤去
・新設で実施する工事を、制御改修(インバーター制御等)、かご改修(インジケーター関係)、乗り場改修等に分割して施工する方法。
④制御リニューアル
・機械室機器など制御に関する機器を入れ替える。
・交換対象機器:制御盤、モーター、巻上機、調速機、主ロープ、かご戸
〇注意点
・①完全撤去・新設と、②準撤去・新設については、確認申請を必要とする。
●エレベーターの取替え時の注意点
・エレベーターシャフト本体が地震時にマンション躯体から切り離されないかどうかの検討を行い、必要に応じて補強工事を行う。
・ロープ式エレベーターや油圧式エレベーターは、エレベーターシャフト上部の屋上や地上部分に専用機械室を設ける必要があったが、近ごろでは、専用機械室を必要としないマシンルームレスエレベーターが普及している。
・エレベーターの取替えに併せて、インバーター制御方式の電動機へのグレードアップを行い、省エネ、省力化、省保守化を図ることが考えられる。
・安全性向上のため、耐震対策、戸開走行保護装置等の付加を検討する。
※建築基準法施行令の一部を改正する政令の概要(平成21年9月28日施行)
・それ以前に設置されたエレベーターについて全撤去、準撤去等の確認申請が必要な改修を行う場合、現行法に適合することが求められる。
〇戸開走行保護装置の設置義務付け
・エレベーターの駆動装置や制御器に故障が生じたときに自動的にかごを制止する安全装置の設置を義務付け。
〇地震時等管制運転装置の設置義務付け
・地震時等による揺れを検知して、自動的にかごを昇降路の出入口の戸の位置に停止させ、戸を開くなどの安全装置の設置を義務付け。
●改良工事の方法
①完全撤去・新設
・エレベーターの全構成機器を撤去し、全て最新機種等に取替える方法。
・エレベーターシャフトの大きさを変更する必要がある場合(既存エレベーターシャフトでは車いす仕様にするスペースが不足する場合等)には、この方法を採る必要がある。
②準撤去・新設
・建物に固定されたマシンビーム、カウンターウェイト(錘)、ガードレール、乗り場三方枠等の機器等については再使用し、巻上げ機、制御盤、ロープ、かご室、乗り場扉等を最新機種等に取替える方法。
・交換対象機器:制御盤、モーター、巻上機、調速機、主ロープ、非常停止装置、緩衝機、かご室、かご戸、のりば戸
③分割改修・準撤去
・新設で実施する工事を、制御改修(インバーター制御等)、かご改修(インジケーター関係)、乗り場改修等に分割して施工する方法。
④制御リニューアル
・機械室機器など制御に関する機器を入れ替える。
・交換対象機器:制御盤、モーター、巻上機、調速機、主ロープ、かご戸
〇注意点
・①完全撤去・新設と、②準撤去・新設については、確認申請を必要とする。
●エレベーターの取替え時の注意点
・エレベーターシャフト本体が地震時にマンション躯体から切り離されないかどうかの検討を行い、必要に応じて補強工事を行う。