塗装の劣化調査・診断

〇過去問
・管理業務主任者 
・マンション管理士 
 
 
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主な診断対象
〇手摺
・廊下、屋外階段、バルコニー、屋上
〇鉄骨階段
〇金物
・避難ハッチ、物干し、支持金物、換気口等
〇鋼製建具の扉及び枠
・玄関ドア・防火戸、メーターボックス扉等
主な劣化現象
1)仕様によらず共通の事項

・日射、風雨、衝撃、摩耗等によって劣化する。

〇塗装の割れ、はがれ
〇塗装の変退色、チョーキング、汚れ
〇さび、腐食、孔食
 
2)鉄製の手摺、鉄骨階段、金物
 
・手摺内部への雨水の浸入、結露等によって劣化する。
 
〇手摺脚部のさび、腐食
〇鉄骨階段のさび、腐食
 
3)鋼製建具の扉及び枠
 
・日射、衝撃、摩耗等によって劣化する。
 
〇扉の塗装のはがれ、変退色、チョーキング、汚れ
〇さび、腐食、枠や沓ずり(くつずり:ドア枠の下枠)のさび、腐食
 
4)アルミ製、ステンレス製
 
・日射、風雨、汚れの付着等によって劣化する。
・塗装が劣化すると、アルミの点食が進む。
 
〇損傷
〇さび、点食、孔食
 
5)樹脂製
 
・日射、風雨等によって劣化する。
・塗装が劣化すると、樹脂の劣化が進む。
 
〇損傷
〇樹脂の変退色
 
6)ボード、サイディング
 
・衝撃等によって劣化する。
 
〇ひび割れ、欠け
調査と診断
1)診断のレベル
 
①1次診断
〇目視調査
・劣化の位置、範囲、程度等の状況を確認する。
〇触診調査
・チョーキング、汚れの付着や固着強度などを確認する。
 
②2次診断
・劣化度の標準パターンとの比較、簡易試験
③3次診断
・光沢系:色差計等で測定
・クロスカットテスト
 
2)1次、2次診断の調査項目
 
〇塗装表面
・変退色、光沢度低下、白亜化、汚れ
〇塗膜層
・ふくれ、割れ、剥がれ、剥がれ等の混在、摩耗、付着力の低下
〇塗膜層+下地
・エフロレッセンス、錆汁、クラック、結露の有無、漏水
 
3)3次診断の調査項目
 
・3次診断のうち色差や鏡面光沢度の測定においては、色見本(劣化していない同一材料)が保管されていないと、どの程度劣化しているかを比較することが困難な場合が多い。
 
●テープ法による白亜化の等級判定(JIS K 5600-8-6)
・塗膜の欠陥の量,大きさ及び均一な外観変化の程度を等級で表示するシステムにおいて,テープ法によって塗膜の白亜化の程度を標準の写真(図版)と対比して判定(等級付け)する方法。
 
〇原理
・白亜化した塗膜表面に貼り付けた粘着テープを剥がし,テープに付着した微粉を,微粉が目立つ背景色(白又は黒)の上で目視観察し,標準図版と比較して等級を判定する。
 
〇測定手順
①粘着テープの一片を塗膜の上に貼り,強く押しつけ,指でこする。
②テープを塗膜表面と垂直に剥がし,テープに付着している付着物のコントラストを更にはっきりさせるため,背景面の上にテープが接するように置く。
③一定の照度下で,テープの上に付着した白亜化物の量を標準図版と比較して,白亜化の程度を遅滞なく評価する。
※背景面がよく見えるほど,白亜化程度は低い。
 
〇注意
・白亜化の程度は,試料表面の場所によってばらつく可能性があるため,模様のない塗膜の均一な場所を用いなければならない。
・試料表面が大きい場合は,複数の箇所で測定して,その平均値及び最大値と最小値との幅を報告することが望ましい。
 
●色差試験
・ほとんどの物質は光にあたることで色・質感が変化していく。
→色差計(カラーメーター)はこの変化を色相・明度・彩度として数値化することで、色・質感の評価を行うことができる。
 
●光沢計
・物体表面のつやの度合い、正反射方向の反射の度合い(鏡面光沢度)を数値化する。
・塗装面の質感判定や耐候試験時の耐候性評価等、測色計とともに広く使用されている。

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