インターホン改修の見積事例、見積取得時の注意点

いくつかの管理組合でインターホン改修の見積を取得した経験があります。見積価格の事例、仕様の注意点、見積依頼時の注意点についてまとめました。
 
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
見積価格の事例
取得時期戸数見積価格価格/戸機種備考
2013年45戸410万9.1万最新の標準機種録画・録音機能は無し
2020年33戸500万15.2万型落ちの標準機種7型モニター、+60万で子機カメラ付き
既存が24V仕様のため全戸で100V配線工事必要
2020年33戸420万12.7万廉価版の機種3.5型モニター、+55万で子機カメラ付き
既存が24V仕様のため全戸で100V配線工事必要
火災警報機能なし
2023年14戸135万9.6万廉価版の機種3.5型モニター
火災警報機能なし
2023年29戸360万12.4万最新の標準機種7型モニター、+30万で子機カメラ付き
2023年29戸320万11万型落ちの標準機種5型モニター、+30万で子機カメラ付き
※価格は税抜抜き
機種選定、仕様の注意点
1)機種選定
 
・型落ち機種にすると基本性能を満たしたまま価格を抑えることができるが、生産終了も早くなるので、部品保有期間の面では不利となり、次回更新時のタイミングが早くなってしまう可能性がある。
 
2)住戸内火災感知器内部の終端抵抗の交換
 
・既存のインターホン機器のメーカーを変更する場合、住戸内火災感知器内部の終端抵抗を交換する必要がある。
 
3)各住戸の施工における注意点
 
●住戸内の配線作業
・通常は既存配線を流用。
・既存の機器がAC24V仕様などの場合で、100V仕様の機器に変更する場合は、各住戸で室内親機から近くのコンセントまで配線工事が必要になる。
 
●住戸玄関袖パネルの交換
・新規の玄関子機のサイズが玄関袖パネルの開口部の寸法と合わない場合、玄関袖パネルの交換が必要となってしまう。
見積依頼時の注意点
●管理会社経由の依頼
・管理会社に見積を依頼し、管理会社が元請けとなる場合は、管理会社のマージンが過大に上乗せされてしまう可能性がある。
 
●見積を依頼する順番が仕入れ価格に影響?
・管理会社が元請けとならず、管理会社に見積を取得してもらった場合、それより後に理事会が他社に見積を依頼すると、商品の仕入金額が先行の会社より安くならず、先行より高い見積となってしまう場合がある。

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