築古のマンション、カーペットからフローリングに交換?

築古のマンションで、現入居者が長期間住んでいる場合、床がカーペットの場合があります。カーペットはあまり入居者から人気が無いようなので次の入居者入れ替わり時には床材を交換する必要が出てくると思います。まずフローリングが思いつきますが、それ以外にも選択肢がありますので、まとめてみました。  
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フローリングの特徴、種類
ビニル系床材の特長、種類
以下の記事参照。 ビニル系床材、接着剤の概要
フローリング、フロアタイル、クッションフロアの比較
1)フローリング
 
・材質が木の床で、単層フローリングと複合フローリングの種類がある。複合フローリングには、遮音性を高めたものもある。
 
・傷や汚れには比較的強い。
 
・入居者入れ替わり時には、ワックス塗布のみで済む。
 
2)フロアタイル
 
・塩ビ製のタイルで、塩ビタイルとも呼ばれている。
 
・傷や汚れには強い。
 
・クッション性がないので、遮音性はあまりない。
 
・ウッド(木目)調のものは、フローリングと見た目には区別がつきにくい。
 
3)クッションフロア
 
・ビニール系のシートの中に、発泡性のビニールを使ったりしてクッション性を高めている。CFと記載されている事もある。
 
・フロアタイルと同様にウッド(木目)調にして居室に使われる事もある。
 
・ビニール製のため、汚れには強い。
 
・耐久性の面では、引っかき傷に弱く、重い家具等置くと跡が残り易い。
張替え費用
張替え費用については、商品や施工業者によって様々かと思いますが、ある賃貸管理会社の参考の目安価格として下記のように紹介されていました。
 
クッションフロア張替 2500円/m2
フロアタイル張替   7500円/m2
フローリング張替   9800円/m2
 
初期コストだけ見るとクッションフロア、フロアタイル、フローリングの順に高くなるようです。
 
ただし耐久性は順番が逆になり、フローリングの場合は次の退去時にもワックス塗布のみで済むのに対し、クッションフロアは退去の毎に張り替える必要があるかもしれないので、長期的に見るとどちらが経済的かは判断が難しいようです。
フローリングと家賃相場
大半の賃貸サイトでは、こだわり条件などの検索項目の中にフローリングも含まれています。
 
どのくらいの人がこの項目にチェックを入れて検索しているのかは分かりませんが、項目が設けられている以上需要はあるのかと思います。
 
私は定期的に賃貸サイトから情報を収集して賃貸相場を調査していますが、フローリングのあるなしについても調べています。(東京23区ワンルームマンション、フローリングあるなしの家賃相場
この結果からは、フローリングにすると賃料を高く設定できるという効果は無さそうですね。
 
もちろん、カーペットとフローリングと比較するとフローリングの方が高くなるかもしれませんが、フローリングとフローリング以外のその他(フロアタイル、クッションフロアを含む)を比較するとあまり差は出ないようですね。
賃貸管理会社の推奨
私がお付き合いしている賃貸管理会社に限っていうと、3つに分かれてしまいました。メリット・デメリットがそれぞれあり、どこに重きを置くかによってどれが有利か変わってくるので、管理会社毎に推奨が異なるようですね。
 
管理会社毎に得意、不得意もあるかと思いますので、実際に見積もりを出してもらって説明を受けた上で決めるしかないのかなと思っています。

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