礼金ゼロの割合

定期的にある特定のワンルームマンション投資会社で入居者募集している物件の空室期間を調べています。(東京23区ワンルームマンション空室期間調査
 
9月中度募集物件については、2ヶ月経過したので結果をまとめてみました。
 

管理会社/
築古or築浅
1ヶ月以内 2ヶ月以内 礼金ゼロ
物件割合
A社/築古 50% 72% 26%
A社/築浅 71% 90% 14%
B社/築古 33% 50% 0%
B社/築浅 75% 88% 0%
C社/築古 63% 75% 100%
C社/築浅 46% 69% 28%

 
●築古物件の空室期間は?
 
・まず築古と築浅を比べてみるとC社は礼金をゼロにした効果かそれほど変わりませんが、A社、B社については築古の方が空室期間が長くなっています。
 
・ただそれでもA社とB社は2ヶ月以内に7割以上は決まっています。中にはオーナーの要望で相場よりも高い条件になっている場合もあるかと思いますので、相場に合った条件という事に限定すればもう少し高い確率かもしれませんね。
 
・B社の2ヶ月以内に50%というのは少し気になりますね。物件自体に個別の事情があるのかもしれませんね。
 
 
●築浅物件の空室期間は?
 
・A社、B社は1ヵ月以内に70%の物件が決まっています。
 
・C社が少し低くなっていますが、C社は新築ワンルームマンション業者の系列会社なので、新築時の家賃に対して大きく下げるわけにいかず、少し相場より高い家賃を設定しているのかもしれません。
 
 
●礼金ゼロ物件
 
・B社はフリーレントをつける事を推奨している会社なので礼金はゼロにしないようですね。
 
・C社は築古物件はすべて礼金ゼロですが、A社は築浅よりは高くなっていますが、それでも26%のなのでそれほど高くはないですね。
 
A社の場合は成約報酬が賃料1ヵ月分となっているので、礼金がゼロになると実際に賃料が入ってくるのが1ヵ月遅れるので注意が必要ですね。
 
一方C社は、成約報酬が礼金の0.5ヶ月分となっているので礼金ゼロの場合は成約報酬を払う必要がなくなります。賃貸管理会社としては成約報酬がなくなるので礼金ゼロにはしたくないと思うのですが、そこまでしないと築古物件は厳しいのでしょうね。