礼金ゼロ

最近は賃貸市場も厳しく、礼金2ヶ月は昔の話で、現状は良くて1ヵ月で礼金ゼロで募集している物件も増えています。そこで、各駅や各条件(駅からの距離、トイレ・バス別)によって礼金の設定状況がどのようになっているか調べてみました。
 
賃貸サイトから定期的に募集広告情報を収集し、礼金ゼロの物件数について集計してます。
東京23区主要駅のワンルームマンション礼金設定状況
 
●各駅、各条件(駅からの距離、トイレ・バス別)と礼金の関係は?
 
家賃を高く設定できる駅は礼金ゼロが少ない、
トイレ・バス別物件の方が三点ユニット物件より礼金ゼロが少ない、
駅近の方が礼金ゼロが少ない、
 
といった傾向が出るのかと思ったのですがあまりはっきりとした傾向はないようでした。
 
各オーナー、各賃貸管理会社、地域特性などの個別の影響の方が大きいのかもしれないですね。
 
 
●駅固有の傾向がある?
 
はっきりした傾向がなさそうで分析が難しいのですが、上記記事の集計結果では、大森駅は比較的礼金ゼロの数が少なく、六本木駅は高いといった傾向がありました。
 
大森駅

募集時期 ~5分
三点
~10分
三点
~5分
TB別
~10分
TB別
2013年7月 18% 30% 20% 25%
2013年8月 18% 32% 15% 27%
2013年9月 67% 30% 27% 24%
2013年10月 30% 25% 16% 35%
2013年11月 14% 29% 17% 32%

 
六本木駅

募集時期 ~5分
三点
~10分
三点
~5分
TB別
~10分
TB別
2013年7月 27% 56% 68% 60%
2013年8月 27% 41% 75% 64%
2013年9月 67% 39% 77% 71%
2013年10月 47% 41% 81% 66%
2013年11月 53% 33% 81% 61%

 
六本木駅に関しては、3点ユニットよりトイレ・バス別物件の方が高く、トイレ・バス別の中でも駅近の方が礼金ゼロが増えていますね。
 
六本木駅の駅近となると家賃が高くなりますが、その分初期費用も高くなります。それで礼金をゼロにしているのか、それとも高い家賃を設定するためにその代わりに礼金をゼロにしているのか、といった思惑があるのかもしれませんね。