マンションの火災保険 補償内容を確認していますか?

火災保険の補償内容、薦められた内容でそのまま契約してませんか?
私は、大半の物件はそのまま契約していました。
というのは、特に購入手続きをしている段階で火災保険の内容について考える、検討をするという状況が無かったからです。
 
金融機関とのローン契約時に、火災保険の代理店担当者から補償内容の簡単な説明を受け、その場で即契約をするというのが大半でした。地震保険をつけるかどうか聞かれたくらいです。
 
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
補償範囲を絞って、保険料を大きく削減
(1)物件購入時に相見積取得で8万円も削減(2011年の事例)
 
この物件の購入の前までは不動産会社から薦められた保険にそのまま加入していましたが、この時は金融機関が推奨する保険会社と不動産会社が薦める保険会社が異なっていたため相見積して比較した上で決めることにしました。
 
すると、その2社の見積り額、
 A社:4万円弱
 B社:12万円強
なんと8万円も差があったのです!
 
何でこんなに違うんだろうと思って見比べてみると以下の項目が異なっていました。
 
●建物の評価額(支払限度額)
・B社の会社の方が40%ぐらい高くなっていました。
・建物評価額については、ある一定の計算式で求められた結果に対し±30%ぐらいの範囲で決められているようで、保険会社や代理店によって推奨の設定額が異なるようです。
 
●”水災”、”破損、汚損等”
・A社では”水災”、”破損、汚損等”の項目は補償内容から外されていました。
・”水災”は、大雨などで床上浸水し被害を受けた場合などに補償、”破損、汚損等”は、自動車などが飛び込んで建物が被害を受けたなどの突発的な事故による被害を補償、するようです。
・マンションの2階以上であれば、補償範囲から外してもよいかもしれません。
 
 
金融機関や不動産会社が提携している保険会社があるようなので、常に上記のように相見積をして補償内容を選択して保険料を下げる事が出来るかどうかは分かりませんが、各保険会社によって選択できる補償内容・特約も異なっていますので、可能であれば相見積で比較検討した上で決めると良いと思います。
 
(2)既存の保険満期に伴う切替時の相見積の事例(2021年の事例)
 
既存の保険満期に伴う保険切替時、賃貸管理会社から提案された保険の見積内容が高い気がしたので、他の保険代理店からも見積を取得して比較した事例です。
 
提案された見積金額総額の比較においては、
 A社:18,500円、B社:46,000円
と3万円弱も差がありました。
 
提案内容の詳細項目において、以下の違いがありました。
①A社
〇建物評価額(保険金支払限度額):270万円
〇保険料:18,500円(10年長期契約)
・基本料:16,000円
・建物管理賠償責任保険:2,500円
 
②B社
〇建物評価額(保険金支払限度額):400万円
〇保険料:46,000円(10年長期契約)
・基本料:24,000円
・建物管理賠償責任保険:2,500円
・家賃収入補償:1,500円
・家主費用補償:18,000円
 
●建物評価額(保険金支払限度額)
・既存の保険が270万円となっていたのですが、A社の見積では400万円に増額されていました。(1)の事例にも触れましたが、保険代理店によって推奨が異なるようです。
 
●特約の設定状況
・どの特約をつけるのかについても保険代理店によって推奨が異なるようなので、不動産会社や代理店の提案内容を鵜呑みにせず、各特約の内容を確認した上で設定するかどうか決めた方が良いと思います。
 
※各特約の内容
〇建物管理賠償責任保険
・施設の安全性の維持・管理の不備や、構造上の欠陥施設の用法に伴う仕事の遂行が原因となり、他人にケガをさせたり(対人事故)、他人の物を壊したり(対物事故)した為に、被保険者(保険の補償を受けることができる方)が法律上の損害賠償責任を負担された場合に被る損害を補償する保険。
・排水管の不具合による漏水事故が発生し、下の階または隣の住民に法律上賠償責任が生じた場合に補償される。
 
〇家賃収入補償保険
・保険の対象である建物が火災等の主契約の事故により損害を受けた場合に、復旧までの期間に家賃収入の損失を保険金支払対象期間を限度に補償。
・保険金支払対象期間は契約時に3ケ月・6ケ月・12ケ月と選択可能。
 
〇家主費用補償特約
・賃貸住宅内で孤独死・自殺・犯罪死の特定事由事故が発生した際に、家主が負担する家賃収入の損失及び特定事由対応費用(原状回復費用、遺品整理等の費用)を補償。
・1回の事故につき、支払限度期間12ケ月
・原状回復費用・遺品整理等の費用は1回の事故につき、100万円を限度
専有部の施設賠償保険の特約
(1)専有部の施設賠償保険の特約
 
築古のマンションでは、専有部内の老朽化した配管からの水漏れによって、階下に被害を及ぼし加害者となってしまうリスクがあります。
その損害賠償については、入居者が加入している個人賠償保険、マンションの管理組合が加入している総合保険では対象外となる場合があります。
※専有部の設備が原因の水漏れ事故については以下の記事参照。
自分の部屋が漏水の加害者になった場合
 
このような事態に備えるための保険として施設賠償保険があります。
単独の施設賠償保険に加入することもできますが、火災保険の特約として付与できます。
特約として付与した方が手続きが簡単で管理もしやすくなるので、保険料が大幅に高くなければ特約として付与したほうがよいかと思います。
 
(2)施設賠償責任保険の単独加入の事例(2024年時点)
 
火災保険の特約として加入した方が安くなる場合が多いですが、既存の火災保険に設定されておらず、特約の追加ができない場合は単独で加入する必要があります。
 
単独で加入した場合の保険料の事例としては以下となります。

M社:5年契約で9,500円
T社:1年契約で6,460円
T社:5年契約で5,000円
 
※火災保険の特約とした場合の特約保険料の参考事例(2022年の事例)
・1,300円/5年、3,300円/5年、7,500円/5年

コメントを残す

Your email address will not be published.

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください