マンションの火災保険 補償内容を確認していますか?

火災保険の補償内容、薦められた内容でそのまま契約してませんか?
私は、大半の物件はそのまま契約していました。
というのは、特に購入手続きをしている段階で火災保険の内容について考える、検討をするという状況が無かったからです。
 
金融機関とのローン契約時に、火災保険の代理店担当者から補償内容の簡単な説明を受け、その場で即契約をするというのが大半でした。地震保険をつけるかどうか聞かれたくらいです。
 
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補償範囲を絞って、保険料を大きく削減
●補償範囲を絞れば、保険料を大きく減らせる事があります
 
ただ、一度だけ金融機関が推奨する保険会社と不動産会社が薦める保険会社が異なる場合があって、どちらか選んで欲しいと求められた事がありました。
 
その2社の見積り額、①4万円弱と②12万円強、なんと8万円も差があったのです!
 
何でこんなに違うんだろうと思って見比べてみると建物の評価額が異なっていました。
 
これは、各保険会社毎によって評価額が異なるんですね。②の会社の方が40%ぐらい高くなっていました。
実際に被害にあった際の保険金額を取るか、保険料を安くするかの選択になります。
 
次に、①では「水災」、「破損、汚損等」の項目は補償内容から外されていました。
「水災」は、大雨などで床上浸水し被害を受けた場合などに補償、
「破損、汚損等」は、自動車などが飛び込んで建物が被害を受けたなどの突発的な事故による被害を補償、
するようです。
マンションの2階以上であれば、補償範囲から外してもよいかもしれません。
 
①では補償範囲に含まれていましたが、「水ぬれ」(上の階からの水漏れなので被害を受けた場合など)、「盗難」(強盗、窃盗など被害を受けた場合など)も補償範囲として選択できる保険会社もあるようです。
 
各保険会社によって、選択できる補償内容が異なっていますし、金融機関や不動産会社が提携している保険会社があるようなので、常に上記のように補償内容を選択して保険料を下げる事が出来るかどうかは分かりませんが頭の片隅に置いておいた方が良いと思います。
施設賠償保険の特約
築古のマンションでは、専有部内の老朽化した配管からの水漏れによって、階下に被害を及ぼし加害者となってしまうリスクがあります。
その損害賠償については、入居者が加入している個人賠償保険、マンションの管理組合が加入している総合保険では対象外となる場合があります。
※専有部の設備が原因の水漏れ事故については以下の記事参照。
自分の部屋が漏水の加害者になった場合
 
このような事態に備えるための保険として施設賠償保険があります。
単独の施設賠償保険に加入することもできますが、火災保険の特約として付与できる場合もあります。
特約として付与した方が手続きが簡単で管理もしやすくなるので、保険料が大幅に高くなければ特約のとして付与したほうがよいかもしれないですね。

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