敷金、成約手数料、広告費は管理会社によって対応が異なります

賃貸管理会社の変更を考えている場合、毎月支払う管理委託料に注意が行きがちですが、敷金、成約手数料、広告費の対応も管理会社によって異なるので注意が必要です。
 
●毎月の管理委託手数料
 
これについては、ホームページ等に記載されているのですぐに確認出来ると思います。
 
賃料(賃料+管理費)の3%、5%、3,000円固定、3,500円固定などの例があるようです。(3、5%の場合は最低額が設定されている場合が多いようでうす。)
 
ワンルームマンションの場合、ちょっと高めの9万円の賃料の場合だと、最大で月2,000円ぐらいの差になります。
 
●敷金、償却
 
敷金1ヶ月分をリフォーム費用として償却するように入居者と賃貸契約する賃貸管理会社もあります。
 
原状回復費用の入居者負担割合が敷金1ヶ月未満の場合は、”償却”する契約になっている方がオーナーの負担が少なくなります。
 
私は一度だけこの償却の契約で清算した事がありますが、3万円弱負担が減りました。
 
●新しい入居者契約時の成約手数料
 
①賃料の1ヶ月分、が多いようですが、②礼金の0.5ヶ月、としている場合もあります。
 
礼金を1ヶ月として募集した場合は、①の場合は、礼金と相殺される形になりますが、②の場合は礼金0.5ヶ月分が収入になります。
 
最近は、礼金ゼロで募集する場合も増えています。
この場合、①は賃料1ヶ月分を賃貸管理会社に支払う必要がありますが、②は賃貸管理会社に対する成約手数料は発生しないことになるので、賃料1ヶ月分収支に差が出ます。
 
●客付け会社(賃貸仲介会社)に対する広告料
 
オーナーが賃貸管理会社に支払う成約手数料を客付け業者に対する広告費として充当してもらえる会社とそうでない会社があります。
 
客付け業者も広告費がついている物件の方が収入が多くなるので優先して紹介してくれるようです。
 
管理委託料についてはホームページに記載されていますが、それ以外の敷金の償却、成約手数料、広告費については記載されていない事が大半です。
 
管理業務の故障対応、原状回復対応、入居者募集対応などについては、実際に管理をお願いしてみないと状況は分からず比較する事が難しいのですが、上記4項目については事前にヒアリングすれば定量的に比較する事が出来ます。
管理会社毎のポリシーや考え方も同じようでいてそれぞれ違いがある事も実感できるのでまずは聞いてみるとよいと思います。

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