空室期間が長くなった時、並行募集に切り替え早期客付け。

空室になってから2ヶ月経っても次の入居者が決まらない。
そんな時、どうしていますか?
賃料を下げる、広告料をつける、などでしょうか?
 
●他の賃貸管理会社と並行で行う
 
私は他の賃貸管理会社にも同じ条件で入居者募集して頂き、先に成約した賃貸管理会社とそのまま管理委託契約を結ぶといった対応を取ったことがあります。
 
後からお願いした賃貸管理会社は入居者募集に力を入れている会社であった事もあり、並行募集してから2週間以内に成約できました。
 
今までに3回ほどこのような対応を取りましたが、3回のうち2回は募集開始して最初の土日に申込みを受けましたので募集開始して即成約といった状況でした。
3回という数少ない個人的な実績ではありますが、大きな効果がありました。
 
賃貸管理会社の募集の仕方による影響は少なからずあると実感しました。
それぞれの賃貸管理会社によって、立地や属性によって得意・不得意はあるかと思いますし、オーナーが賃貸管理会社に支払う入居募集手数料を(賃料一か月分が相場)をそのまま客付け業者に対する広告料に充当していただける会社もあり、そういった面も影響しているかと思います。
 
●並行で募集する際の手続き
 
他の賃貸管理会社にも並行で依頼することについては、通常、管理委託契約書で禁止されているかと思いますので、現状の賃貸管理会社に了承いただく必要があります。
 
私の場合は先方も長期間成約できず責任を感じていただいていたせいか、すんなり了承していただきました。
特に解約料が発生したり、契約変更の手続きも必要なく、電話やメール連絡で実施する事が出来ました。
 
今までお世話になっていたり、担当者と親しい間柄で信頼関係を築いている状態の場合には、このような方法を使う事は難しいかと思いますが、そのような状況でなければ、試してみる価値はあると思います。
 
賃貸管理会社側の立場からすると、成約できなければ募集活動に費やしたコストを回収できなくなりますので、専任の場合と比べるとあまり熱心に動いてくれなくなるのではないか?といった心配もありました。
 
しかし、私が経験した3回の事例では、並行募集に切り替えた後も、それまで通り、むしろそれまで以上熱心にご対応いただいた印象を持ちました。(外から見る限りですが・・・)
 
元からお願いしていた会社の担当者も一生懸命募集活動していただいていたので、話しを切り出す際は心が痛みましたが、最終的に一番困るのは自分自身です。
 
東京23区のワンルームマンションの空室期間は1~2ヶ月とよく言われていますので、2ヶ月という時期は募集方法について再検討するタイミングの一つと思います。

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